NO DRINK,NO LIFE

ふらふら日記

反省すれどもシンポなし

店の話は出てきません テイシュの日常をダラダラ書いています

2019年8月

19.8.6(火) 大きな空を見上げる 

 晴れて35℃。日差しが痛いよー。

 朝8時台に出かけ、電車を乗り継いで千葉の建築家事務所を取材する。朝早いのが閉口したが、都心から離れる方向なので、どの電車も空いていて座ることができた。常磐線も新京成線も乗るのはずいぶん久しぶりで、車窓の先に広がる風景が珍しく、目が和んだ。空は青く、雲は真っ白、視界は開け、絵に描いたような夏模様。そのままずっと乗り続け、眺めていたいほどだった。取材、みっちり1時間半。内容の濃い話が聞けて楽しかったが、多くが使えない裏話で、少し悩ましい。まあ、なんとかなるだろう。

 外に出ると頭の真上から日差しが降り注ぎ、たった数分でめまいがするほど。梅雨が長かったせいか、皆、あまり文句を聞かないが、それでも暑いものは暑い。こんな厳しい天気に堪えて通勤している人は本当にエライ。つくづく、居職の身でよかったと思う。

19.8.12(月) 力技で体重を元に戻す

 曇って33℃。

 昨日近所で食べた中華料理のせいで、朝、体重を計ったら500g増加していた。そんなに注文した覚えはないのだが、調子に乗って紹興酒を飲み過ぎたせいかもしれない。

 今日のうちに体をすっきりさせたくて、夜11時、東大裏交差点までジョギングする。風が近いせいか、湿った強い風がところどころ背中を押してくれ、気持ちがいい。走った距離より歩いた距離の方が長いが、ともあれ合計5キロ。Tシャツが汗でぐしょぐしょになった。体重は一昨日のレベルまで落ちて、どうにかイーブンにすることができた(ほぼ水分だけど)。日中走る勇気はないが、夜中のジョギングを復活しようかな。

19.8.17(土) 悪夢で目が醒める

 晴れて35℃。朝からぐったり。

 朝方、寝汗をかいた体に窓から入った冷気がまとわりついたせいで、嫌な夢を見てしまう。

 仕事、淡々。書いては直しの繰り返しで、まるで隠居の暇つぶしの如し。それにも飽きて、夜早めに佐藤優のドキュメント「国家の罠」を読む(15年前の本ですが)。元外務省の情報分析官が権力闘争に巻き込まれ、わずかな利益供与を口実にした国策捜査で逮捕された体験を綴った大作。国際政治と国内の闘争がこんなふうに絡まっているとは予想もしていなかった。そして、思い返すに当時の新聞の論調の的外れなことよ。まさしく小説より奇なり、溢れる知性と事実に打ちのめされた気分になる。

 おかげで、ここ数日のクサクサした気分が少し晴れた。

19.8.20(火) 二日続けて仕事を頼まれる

 晴れ後、曇って31℃。

 気温は低め、湿度は高めだったが、久しぶりに寝汗をかかず目が醒めた。3日続けて起きても悪夢の記憶があったが、熟睡のおかげで体が軽い。

 朝イチ、新規の依頼あり。ガッツリ案件ではないが、昨日に続いての話で、気分上々。理由は分からないが、仕事は重なるときに重なるものだ。この調子で秋につながりますように。カミサマの気分が変わりませんように。

19.8.24(土) 仙川という町をふらふらする

 晴れて32℃。 

 午後イチ、管理組合の書類を管理人さんに出しに行ったら、逆に「本日、理事会ですが」と言われて顔が青くなった。大慌てで会場に出向き、ぎりぎりセーフ。事無きを得る。危なかった。

 このところ近所を散策するのを楽しんでいたが、東西南北のコースを一通り周り、そろそろ飽きてきた。たまには知らない街に歩いてみたなり、涼風が吹き始めた夕方、京王線の仙川という町に出かけることにした。散歩は道に迷うのも楽しみのうちなので、歩き始める前に地図を頭に入れたら、途中はなるべくスマホを見ないのが、個人的レギュレーション。おおよその見当をつけて成城学園前を目指す。

 南口に出ると真ん前に樹齢80年という桜の老木が出迎えてくれた。姿かたちは違うが、虎の子下北沢店の守り神だった桜を思い出す。駅前にはおしゃれなカフェや新しい商業施設が集まり、ところどころ欅の大木が聳え、何かいい感じ。勝手ながらこじんまりとしたイメージをしていたが、まるで違った。駅から1kmほど行くと、畑が広がっていたり、さらに進むと夜は歩くのに勇気が入りそうな深い緑地帯があったり。ウチの近所の景色とはまるで違い、興味深い。世田谷区に入ると急に区画が整理されていて、道はのっぽらぼうの真っすぐな道ばかり。そうなると楽しみは、お金持ちの屋敷を眺めるぐらいしかなくなる。やがて高級住宅地の真ん中を歩いており、呆れるほど立派な家にあんぐりとする。そんなこんなで仙川から45分ほど歩いて駅に到着する。一度も休むことなく歩き、さすがに足がくたびれた。

 少し汗もかいていたので、代々木上原で途中下車して虎の子でビールを飲むことに。新種の日本酒が入っていたので、それを2杯もらう。なかなか美酒で、女性に受けが良さそうな感じ。久しぶりに店によってくれたお客さんと世間話を楽しみ、10時を回ったところで店を出た。