NO DRINK,NO LIFE

ふらふら日記

反省すれどもシンポなし

店の話は出てきません テイシュの日常をダラダラ書いています

23年9月15日(金) ゲリラ豪雨を運よく躱す

 曇り、のちゲリラ豪雨。32℃。
 
 朝から空には重たい雲が占め、いつ降り出すかと思っていたが、午後からポツリポツリ。が、傘をさすのを迷う程度の勢いで、夕方、外出するときもそれほどでもなかった。が、マッサージを受けるため代々木上原で電車を降りると、構内は傘を片手に持っている人が多く、相当の降り方だったもよう。マッサージ40分。このところ少しだけ真面目に働き、背中の凝りがひどかったが、院長のおかげでずいぶん軽くなった。
 
 その足で日本酒を飲みたくなって虎の子へ寄ることに。小一時間したところで、大常連のNさんが足を運んでいただいた。この方、元バイトSちゃんの店にも寄ってくださっていて、そこで以前働いていた女の子が「福田村事件」という映画に出演している、それも重要な役どころだという話を教えてくれた。ここ数年マスクを掛けている姿しか知らないので、どんな顔立ちだったか判然としないが、何はともあれめでたいことである。
 
 福田村事件は、関東大震災後の混乱期、たまたま千葉県を訪れていた香川県からの薬の行商団が地元の自警団に言葉がおかしい、朝鮮人ではないかと疑われ、棒やトビ口で殴られて9人が殺害された事件。そのことは耳にしたことがあったが、評判もよいらしく、近いうちに映画を見に行こうかなと思う。その後、ひと足お先に店を出る。鶴川で降りると、大きな水たまりがあたらこちらにあったが、雨雲は抜けたらしい。傘もささずに帰宅できた。

23年9月7日(木) 判定が微妙なラーメンを食べる

 曇って30℃。
 
 台風が近づいているせいなのか、空気がひんやり感じられる。こり感じ、久しぶりだ。夕方クリニックに薬をもらいに外出。その後、新百合ヶ丘まで足を伸ばして小さな用事をすませ、レストランのフロアをひと回りして、寿司でもつまもうかと思ったが5時過ぎだというのに席が空くのを待っている客が2組、面倒くさかったのでラーメン屋に入る。まずはビールと、おつまみに大蒜支那竹を注文。支那竹は太くて美味かった。うれしいことに「ラーメン少量」というものがあり、麺が2/3とか。まだ少し仕事をしたかったので、それにしてみた。

 やがて到着したラーメンは、細い麺も複雑な味わいの醤油スープも問題ない。どちらかと言えば、自分の好みに近い。特注らしい丼が実にやっかいだった。片方の縁が小皿を兼ねさせたいのか、びろんと広くなっていて、持ち辛くスープが吸いにくいのである。写真映えすればよいというものではなく。現に食べる身にもなってみろと言いたくなる。また行くかどうか、微妙である。

23年9月1日(金) 歯を抜いて酒も抜く

 晴れて34℃。ジリジリジリジリ。

 夕方、歯医者へ。インプラント治療に先立ち、3連ブリッジの真ん中に根だけが残っていた歯を抜く。こちらは麻酔のため10分ほどで終了したが、自分より前から治療していた子供(推定6歳)が30分も大騒ぎして、衛生士さんが総出で対応していた。「やだ、やだ、やだ」「帰る、帰る、もう帰る」と喚き続けていて、気の毒にさえ思う。歯医者さんも大変だ。

 ということで本日はアルコールは厳禁。しょうがないのでノンアルコールビールで晩酌してすごす。が、酒は酔っぱらえなければ楽しいはずもなく、12時過ぎにふて寝した。

23年8月31日(水) ブルームーンを眺める

 晴のち曇って、34℃。

 今日で8月は終わり。今月は暑さにめげて、と言うか、このひと月、紫外線が怖くて100キロも走ることができなかった。引っ越して以来3年、どれだけ体調が悪くても最低月150キロは走ってきたのに。自分の中のペースを守れなかったことが残念。

 日が落ちてから買い物。帰り道、空を見上げると大きな月が昇っていた。ネットで調べると、今夜の月は8月2度目の満月で、それをブルームーンというらしい。まだ湿度が高いので輪郭がくっきりしていないが、それにしても美しい。秋が来るまで、もう少しの辛抱だ。

23年8月23日(火) 暑さが和らぐ

 晴のち、雨。30℃。

 お盆が明けてから雨がよく降るようになり、ほっとする。朝の空は色が深く、筋雲が走っていた。このまま涼しくなってくれるといいが、天気は人間の都合に合わせて続いてくれない。

 予定していた仕事の音声データがまだ届かず、少しやきもきする。

23年8月19日(土) 新しい歯医者に行く

 晴れて35℃。暑すぎで腹が立ってくる。

 4時、予約した歯医者に向かう。夕方だというのに日差しが容赦ない。くっそと思う。

 1カ月ほど前、歯のブリッジが外れてしまった。去年1度キャラメルを噛んで外れ、今年も春にキャンデーで噛んで外れて、これはもうインプラトしかないかなと観念。以前使っていた歯医者に電話したものの、お盆開けで来月まで予約できないとのこと。しょうがないのでネットの評判を見て医者を変える。どうせなら長くおつきしたいので腕並を拝見していたが、お医者の腕は問題なし。次回は抜歯し、しばらく置いた後、インプラントをすることに。

 その足で電車に乗り、ツマと先週寄れなかった蕎麦屋へ向かう。酒のつまみはいつも通り美味かったが、夏だというのに蕎麦の出来が最高。これほどエッジの効いた蕎麦と香りが優雅なつゆを出せるところは、10数年来食べたことがないほど。大いに満足。

23年8月14日(日) にわか雨に一服つく

  晴のち、にわか雨。32℃。

 午後、久しぶりの雨が降る。かなり雨足が強い。まとまった雨は1カ月ぶりぐらいか。先週散歩したときは、道路際の植栽が暑さにやられて、どこもかしこも茶色く枯れていたが、これで少しは息がつくだろうか。

23年8月13日(土) 高崎からグダグダで帰ってくる

 曇って32℃。熱気がからみつく。

 10時過ぎ、義兄の1周忌で高崎へ向かう。ナビで大宮から新幹線で向かうと中途半端に早く着いてしまうため、新宿から大宮まで埼京線の快速、そこで高崎線に乗り換えるつもりが、新宿着の埼京線の到着が遅れ、このままだと今度は逆に遅くなることが判明。しょうがないので大宮から新幹線で高崎へ向かう。1時から法要。かなり高齢の老師がお経を上げたが、声がはっきりしない。いつ体が揺らいで倒れるかと心配して見ていたが、なんとかやっと終わって安堵。普通は法要の後、説教があるのだが、「お盆だけに法要が重なり、その日で2回目、その後も1回ある」と愚痴って終わった。まったくもって有り難くない。

 その後、ツマのいとこ宅で1時間ほど弁当とビールで過ごす。飼い犬のやんちゃビーグルがめちゃかわいい。高崎まで車で送ってもらい、新幹線で大宮へ。そこから新宿まで湘南新宿ラインに乗ったつもりが、赤羽の次に停車したのが尾久……。あーれー、慣れない路線のせいもあって湘南上野ラインに乗ってしまった。電車に乗る前は馴染みの蕎麦屋で一杯やるつもりが、パーになってしまった。疲れた体で上のから山手線で新宿に向かう。

 小田急百貨店が改装中なので京王百貨店の食品売り場をのぞいたが、食指をそそるものは見つからず、1周して出る。で、新宿から帰宅。蒸し暑いは、気遣いするはで、心も体もグダグタになった。

23年8月6日(日) 藤沢でイタリアンを食べる

 快晴35℃。暑すぎる。

 久しぶりに蕎麦でも食べたくなり、馴染みの店に電話を掛けたが、夏休みに入っていて肩透かし。しょうがないのでぐるり方向転換し、ツマと藤沢のイタリアンを目指す。今回で4回目。すでに顔を覚えていてくれ、カウンター席に着く。イタリアワインの白を注文し、前菜の盛り合わせ(シャット、生ハム美味し)でワインを飲み、トリッパ、魚のガレットをワシワシと食べる。本日も味は上出来で、大満足。窓から入る風も気持ちがよかった。

 帰り道、これも3回目となる立ち飲み屋に寄り道。それほど食べられないが、軽いものを頼んで日本酒1合と焼酎のウーロン茶割りでサッと出る。これぐらいのレベルの店が近所にあれば幸せなんだけどな。

23年8月5日(土) なでしこのおかげで酒が美味くなる

  34℃。 快晴すぎ。

 夕方5時から女子W杯なでしこ対ノルウェイ戦を観ながら、ビールタイム。前半15分でオウンゴールで先制するも、5分後にヘディングで決められる。が、日本人選手の表情を見てると堂々として自信に溢れていて、期待が持てる。後半5分に相手の安易な横パスを清水がかっさらってゴール、突き放す。26分に宮沢が縦パスに素早く反応し、3点目。いずれも美しいシュートで、男子の試合を観ているかのよう。上手くなったなぁ。おかげでこちらもビールが美味い! 気付くとリビングで寝てしまっていた。

23年7月29日(土) 10周年を祝う

 快晴37℃。相変わらずクソ暑い!

 夕方、元アルバイトのSちゃんが開店10周年ということで、お祝いに経堂まで。到着すると店内はすでにほぼ満席状態。常連さんに席を譲ってもらい、なんとか入れてもらう。人の子の育つのは早いというが、まさにその通りで、そんなに経ちますかという感じ。どの店も店主と年が近い常連さんが付くもので、こちらは40〜50代が中心。店に響きわたる声が若い。ちょっとだけ羨ましく思う。帰り際、古い知りあいのK子氏が来店。虎の子にはしばらく顔を出していなかったので、ツマがハイテンションになって話すこと、話すこと。あまりに喧しいので、隣の常連さんが驚いていた。

 何はともあれ、おめでとう。長く続くといいね。

23年7月25日(火) ニュー新橋ビルの奥深さを知る

 晴れて36℃。

 昼前、取材のため半蔵門へ。余裕を持って出かけたはずが、道に迷い10分余り遅刻してしまう。お恥ずかしい限り。ぼけてます。

 社長Aさん、社長Bさんの対談に仕上げるが、Bさんの業務についてはこちらは門外漢、それで、ご本人同士が打ち合わせるのをこちらが追加質問してまとめる手はずだったが、社長Aさんがすっかり忘れていた。「だから、先に伝えておいたでしょう」と言ったものの、後の祭り。どうしても的外れな質問をしたり、脇道にそれてしまい、ちょっと申し訳なさを感じる。それでも、途中単なる打ち合わせモードに入ると、話が盛り上がり、記事にできそうな手応えがあった。予定通り1時間半で終了する。

 社長Aさんから夕方一杯やろうと誘われたが、少し時間がある。で、同行カメラマンを誘い、恵比寿でビールを飲んで時間つぶしに付きあってもらう。電話で呼び出し、4時半、新橋のニュー新橋ビルで待ち合わせをする。

 さしものニュー新橋ビルとて4時台では、さすがに開いている店が少ない。社長Aさんの馴染みの店はどこもまだやっておらず、探しに探してとある居酒屋に落ち着く。パートのおばちゃんと日本語がオーダー以外は一切分からない中国人がきりもりする店だったが、おばちゃんが青森県の○○町出身で、偶然にも社長Aさんが打ち合わせで行ってきたばかりと伝えると、えらく喜んでくれた。ニュー新橋ビル、奥が深いなぁ。

 それにしても、いろいろ飲みました。あー

23年7月23日(日) 地元で許せる中華屋を見つける

 晴れて33℃。

 午前中近くを散歩、再び10キロほど。もはや走れる状況ではない。暑さは先週に比べるといくぶん和らいだものの、10日ほど雨が降っておらず、共用庭の植木が変色しはじめている。悩ましいなぁ。

 夕方、ツマが店に忘れたスマホを取りに出かけ、4時すぎに地元で飲むことにする。さすがにその時間にやっている店は数少なく、辛うじて開いていた焼鳥屋に入る。まずはビールを一杯、焼き鳥を適当に頼む。運ばれてきた焼き鳥はどれも身が大きく、味はまあまあ。ピーマンは塩加減が絶妙だった。煮込みも合格かな。

 腹が落ち着いたところで、2軒目の中華料理屋へ移動。夕方に入るのは初めてだったが、頼んだ料理はどれも味が上品で、町中華としてはレベルが高い。以前の店は活気があったが、とにかくうるさく、落ち着かなかったが、今は店は静かでゆっくり食べられる。値段も良心的。うれしい限りだ。長らく自分たち好みの中華と遭えなかったが、ここは合格だ。うれしい発見!

23年7月21日(金) 髪を切って、マッサージを受けて、荒木町で飲む

 曇って31℃。

 髪が鬱陶しくて、3時に小田急線某駅の美容室へ。頭がすっきりしたところで、兼ねて行きたいと思っていたラーメン屋を訪ね、遅い夕食を食べる。麺もスープも好きだったが、器が食べにくい形をしていて、集中力が少し低下した。期待値を若干下回った感じあり。その後、代々木上原の整骨院で体のメンテナンス、その足で久しぶりに荒木町へ向かう。6時半を回ったというのに店主が到着したばかりの様子で、準備に追われ、なかなかオーダーできない。まあ、しゃあないか。

 やっとビールにありつき、お手製のお通しが出て、人心地着いたと思ったら、古い常連さんがやってきた。その方がとにかくおしゃべりで、先客がいることも無視してママに話しかける。しかも声がでかいから、聞きたくない話がどんどんの耳の穴に押し込まれてしまう。

 ひとしきり、古い常連さんの近況を訊ねたあと、毎日5時に起きて家族の朝食と孫の弁当を作っている(元レストランオーナーシェフらしい)、自分より先に妻が死ぬとは思っていなかった、その奥さんの骨をどこに納めようか決めかねている、近ごろは野球でもサッカーでもなんとかジャパンと付いているが気に入らない、日本の国力はこれから下がる一方で、衰退していけばいい、などなど。30分以上話しっぱなし。途中2人組のお客さんが入ってきたが、お構いなし。

 年が72歳ということで、団塊世代の最後のあたりか。典型的な気遣いのなさである。こちらが発したのは、酒のオーダーとお勘定だけ! なんたることよ。

23年7月15日(土) 六本木でゴージャスに飲む

 曇って32℃。ムシ暑ーい。

 午前中近くを散歩、10キロほど。午後イチ、2年ぶりに麻布十番の先輩夫婦宅を訪ねて、暑気払いへ。六本木通り沿いを歩いていくと、新しい高層ビルが2本も増えていた。いやはやなんとも。長年難病をかかえていてYさんは車椅子生活で、握力もない状態になったそうだが、食べるのと酒を飲む方はまだまだ行けるとのことで、安堵する。

 奥さんのKさん、もともと料理上手の方だが、またも腕を上げ、先付は盛りつけを含めて完璧。すでに料理屋さんの域である。また、Yさんは日本酒3種を用意されていて、飲み比べをしましょうと意気軒高。うれしくなる。

 この間、大切に育ててきた愛犬(散歩コースの道すがらに立ち寄る店ではどこでも可愛がってもらっていたとか)を亡くされ、気落ちしていた時期もあったそうだが、つかの間でも元気になってくれたのなら素晴らしい。

 すっかり御馳走になり、8時に辞去。それにしてもゴージャスに飲んだことよ。あー、楽しかった。また飲みましょうね。

23年7月13日(木) 酒で憂さを晴らす

 曇って30℃。猛暑一服なのですよ。
 
 夕方、代々木上原の整骨院で体のメンテナンス。このところ忙しくないが、腕、肩、背中のコリはいつも通りだった。この先、解消するまでにどれだけの月日がかかることやら。

 治療後、虎の子へ。すると今年に入ってからよく訪ねてくれるようになったKさんがカウンター席にぽつねんと座っている。「奥さんはちょっとお使いに出かけました」とのこと。そうこうするうちにツマが戻り、Kさんと世間話で楽しく酒を飲む。

 今年も半年が過ぎたというのに、いまだにエンジンがかからない。少し良くなるかと期待すると、ほどほどブスブスブスとなる。そのせいで美味い酒が飲めなかったが、今日は明るい酒が飲めたので大収穫といったところ。あー、すっきりした。

23年7月8日(土) おしゃれな居酒屋に怒りが込み上げる

 曇って30℃。すっきりせんなー。

 この週末は夫婦ともども予定なし。掃除をし、近所を9キロほど散歩して汗を流した後、藤沢に向かう。ネットで評判がよかった魚屋がやっている居酒屋は、開店直後にかかわらず満席で入れず、3度ほど行ったことのある古典酒場も同様に振られてしまう。気を取り直し、目についた小体な焼鳥屋に入ることにする。まずはビール、サッポロ赤星を一杯。で、気ままに焼き鳥を頼んだのだが、肉の質がよく、塩加減も見事で、機嫌がよくなる。塩煮込みも素晴らしい出来。オーダーを確認する声も、接客態度も気持ちのよいものだった。若いスタッフなのに王道の居酒屋。で、ついつい酒を飲み過ぎてしまい、予想より2千円ほど高くついた。まあ、しょうがない。

 外がまだ明るかったので、1カ月前にも食べたイタリアンに寄り道。腹が余裕がなかったので前菜の盛り合わせをつくってもらい、イタリアワインで1時間過ごす。マイター、こちらの顔を覚えてくれていて、ちょっとうれしかった。

 最後に、1軒目に入れなかったおしゃれな居酒屋に再度チャレンジ。すんなり席に座れたのは良かったが、接客がまるでダメ。高校の学園祭レベルで、お客さんも若者ばかりで空気がまるで飲み屋ではない。それで、沸点の低いツマの怒りモードの針が振り切れてしまい、悪口が止まらなくなる。本日2勝1敗といったところか。それにしても良く飲みました。

23年7月4日(火) 日焼け治療の方針が決まる

 晴れて、30℃。日差しのカロリーが多め。肌に紫外線が突き刺さるよう。

 午前中、隣町の皮膚科へ。連休最中の日焼けで浮き上がったシミを取ってもらうため、これまで3度処置を受けた。今日で見える範囲のシミがほぼ取れて、それは良かったのだが、このひと月前に額に浅黒いアザのようなものが広がっているのである。さらに左右の指から手の甲にかけて皮が剥けてしまった。この間、もしや白斑かとも思った、ネットに載っている画像の症状とはどうも違う。で、処置のついでにお医者さんに診断してもらうと、指の方はもとの肌の色かもしれないし、額については日焼け部分が残っているものかもしれない。今の時点では原因が断定できないので、1カ月ビタミンCを飲み、経過を見ましょうとなった。痛くも痒くも、症状が拡大しているふうでもないが、見た目がちょっと残念なので、なんとかしたいなと。

 それにしても外気の暑いこと。12時を回るとさらに日差しが厳しくなり、クリニックまで来た道を歩いて戻る気になれず、電車に乗って帰宅する。梅雨明けが近いのかな。

23年6月25日(日) 豚カツの晩飯に不完全燃焼する

 曇って30℃。北九州、山口が大雨とのニュース。大事に至らなければいいけれど。

 夕方、夫婦で隣町の豚カツ屋へ。4時半の開店だが、それと同時にほぼ席が埋まり、辛うじて1卓空いていたテーブル席に座ることができた。が、一気に30人ほどが入店したため、オーダーを取りに来るのが遅い。加えて、いつものことだが「いらっしゃいませ」の一言もない。ビールが来たがそれ以外のつまみが到着せず、空きっ腹を20分かけて飲み干すことになった。蛸酢到着が25分後、刺し身盛りが30分後。今日は二人とも松花堂弁当を取ったのだが、あんまり腹が空き過ぎてご飯まで平らげてしまった。ツマに呆れられる。あ、しょうがない。次は客が1回転したあたりを見計らって来ることにするか。

 電車で帰宅。途中スーパーで買い物をして戻ったのだが、空腹で飲んだビールと酒に酔っ払い、9時までに寝てしまったもよう。最後まで不完全燃焼の一日になってしまった。

23年6月23日(金) 神式の葬式に参列する

 どんより曇って24℃。

 一昨日、高校時代の友人が亡くなり、奥さんが電話をいただく。なんでも自宅で大動脈瘤破裂に襲われ、そのまま逝ってしまったという。最後に会ったのは7年ぐらい前。去年で会社を定年退職したはずで、その後はこちらの身内に不幸があって年賀状も出せず、どう暮らしていたのか分からないまま。それほど懇意というほどの間柄ではなかったが、奥さんから知らせてくれた義理に応えなくてならない。

 葬儀会場がある南柏まで、電車で1時間40分。持参した親書を一気に200ページ余り読んでしまった。会場はすぐ見つかったのだが、香典を渡して友人の実家が神道であることを初めて知る。そうなると、手渡すべきは玉串料でなければならず、想定外のことに少し慌てる。ま、このあたりは古いつきあいということで、許してもらうことにしよう。仏式の通夜とはすべて異なり、冒頭から電気を消灯。真っ暗い場内で神主がいろいろやっているのだが、頭を下げたままにしていなければならず、様子がつかめない。で、仏式の焼香にあたるのが玉串奉奠というらしいのだが、慣れない作法がなかなか難しい。それを間違えないようにしなければという思いから、どうにも個人を悼む気持ちが薄れてしまった。うーん。享年66歳。もう少し遊んでから逝けばいいものを。案外せっかちだったんだなと思う。

 朝メシを食べたきりだったので、代々木上原に途中下車(ここまでの移動に1時間10分)。店に寄る。最初はこちらだけだったが、5年ぶりに友人夫妻が来店、テンションが上がった。彼はコロナの間一切外食をせず、リモートで仕事をし、外出するのは趣味のジョギングをするときぐらいというから、その精神力に驚く。さらにお忙しい常連社長も加わり、にぎやかな金曜日の宴となった。このところの憂さが少し晴れた。

23年6月18日(日) 藤沢でイタリアンを食べる

 曇って31℃。

 昨日は高級中華レストランで会食も、紹興酒を勧められるままに飲んでしまい、やや頭がいたい。が、ツマにどこか行こうと言われてしまい、少し考えて連休最中に行った藤沢のイタリアンに行くことにする。駅から駅までは35分。電車の時間は新宿へ行くのとほぼ変わらないが、風がまるで違うのである。17時、店のオープンとともに入店。口開けだったので、窓際の特等席に案内された。窓からは風が吹き、その先には江ノ電も見える。

 イギリスビールから始まり、イタリアの白(カビとあと何とか)を2本。前菜は自家製生ハム、コチのカルパッチョ、蕎麦の実詰め、美味し。釜揚げシラスとレモンのガレット、申し分なし。ここは箸で食べられるせいか、すんなり腹に収まり、満足感が高い。途中箸を停めることなく食べ続け、飲み続け、2時間。満腹になった。

 2回目の訪問だが、ほぼほぼ全ての料理が素晴らしく、名物のステーキや蕎麦粉入りパスタまで辿り着けないのが、ちょっと悔しい。ああ、贅沢な悩みだこと。

23年6月10日(土) 風に吹かれて焼き鳥を食べる

 薄曇り、26℃。
 
 髪が少し鬱陶しくなってきた。湿気を多く含む時期は髪も膨らむだろう。前回からちょうど1カ月、いつもより間隔が短いが、電車に乗って長く通っている美容室へ向かう。すっきり。その足で小田急線某駅近くの4時からやっている焼鳥屋に向かう。開店して15分だというのにすでに8割の席が埋まっており、さすがK市のランドマークと称されるのも頷ける。
 
 L字カウンターの中ほどの席に座る。目の前のドアが開けっ放しになっており、そこから心地よい風が入ってくる。年配の大将と50歳ぐらいの職人さんが、次から次へと入る注文を猛スピードで捌いていく。素晴らしい眺め。左右に座ったお客さんの会話をぼんやり聞きながら、飲むホッピーの美味さよ。が、焼き鳥(鶏、豚)、煮込み、申し分なし。空腹で行ったため、結構食べてしまい、それなの金額になってしまった。少し反省しなければ。

23年6月2日(金) ミニ同窓会を札幌で開く

 曇って、21℃。あ、でも札幌のお話ですよ。

 昨日から札幌出張。仕事はすでに完了し、本日は完全のフリー。司法書士をやっている甥っ子に連絡を取り、遅い昼めしを取る。連れていってもらったのは牛たん屋で、なかなかゴージャス。午後は仕事が入っていないということで、タン塩を肴に、ビールとハイボールを飲む。仕事は順調そう。札幌では不動産価格が急騰しているとかで、自宅マンションとは別に数年前に買った投資用マンションが倍になったとか。世の中そういうことになっているとは知らなかった。

 いったんホテルに帰り、1時間半昼寝。改めて札幌駅に出かけ、高校時代の同級で中学校の教師を務めた友人と待ち合わせる。再会するのは30数年ぶりだが、頭はともかく、顔つきはさほど変わっていない。体を壊して定年前に退職したそうだが、見た目は健康そのもので安堵する。別の友人2人が待つ店に急ぐ。4人の近況報告だけであっという間に2時間。なんと同級生の子供同士が同じ職場に勤め、結婚することになったと聞いて一同唖然。友人は運命のいたずらで某大企業の社長を務め上げたのだが、その就任の話よりも驚いたかもしれない。こんなことがあるから人生はおもしろい。同じビル別の店で移動して1時間ほど飲み直し、よもやま話。2年後、高校卒業後50周年という名目で同窓会を開くことを決める。

 大雨の中、ホテルに戻ったのが10時。ベッドに入るにはちょっと早いので、1階にあるバーを覗くとお客さんが帰ったばかりで、こちらとしては都合がいい。ハイボール、山崎のロックを飲みながら、雨を眺めてすごす。女性バーテンダー(学生のアルバイトだけど)が賢そうな顔つきだったので、少しだけ会話をする。千葉出身で、北海道に憧れてこちらの大学に入ったとか。こちらは出身が北海道で、仕事で年に2度ほど来ていると話すと、「なんだかちょうど反対ですね」と笑顔を浮かべた。

 今日はたくさん飲んだが、ストレスがないので実に心地よい。幸せな一日だったなぁ。

23年5月25日(木) 皮膚科で寝ころぶ

 薄曇り、23℃。

 連休最中の日焼けがいまだ治らず、午前中、ネットで評判が良かった隣町の皮膚科に行くことにした。ここの予約システムは変わっていて、おおまかに午前と午後、それぞれ30分ほど受け付けていて、枠が一杯になると入力できなくなる。その上で診察するのは受付順とのことで、時間指定ができない。行列ができる人気ラーメン店が予約券を事前に配るのに似ている。

 診察の際の先生の説明がとても判りやすく、評判通り。それが済むと、お隣の処置室のベッドに寝ころび、顔のシミに液体窒素をチュンチュン当てられた。看護師さんも非常に手際がよく、10分ほどで処置が完了。これでもとの顔に戻ってくれればいいんだけどな。

 午後、初めての取引先とのZoom会議に参加。テレビでよく観たことがある芸能人社長なのだが、腰が低く、話が判りやすい。忙しいのに福祉関係の事業にも本気で取り組み、ハンデがある人が食べられるようにと奔走していると聞いて、頭が下がる。イメージとまったく違っていて、驚いてしまった。長いおつきあいができればいいなと思う。

23年5月22日(月) 地魚で腹が朽ちる

 曇りのち雨、29℃。

 先々週会った品川のデザイナーと、こちらの自宅がある町との中間地点の藤沢で待ち合わせ。喫茶店でこれから始まる芸能プロダクションの仕事に必要な、SLACKというビジネスチャットの使い方を教わる。ビジネスの現場ではPCメールは使わず、こうしたツールを使うそうで、恐れ入りましたと頭を掻く。すっかり浦島太郎気分である。

 その後、藤沢でよく行く居酒屋が定休日だったので、姉妹店に行く。こちらは釣り船が釣った地魚が売りの人気店。月曜日だからと予約をしないで寄ったのだが、ラスト1席。次々来客があり、あっという間に満席になった。9品ほどの刺し身盛り、身が厚く切られ、それだけで腹がいっぱいに。名物のおから、ホタテの酢の物もうまかった。よもやま話で1時間半滞在。腹の刺し身を消化するのに、駅前の立ち飲み屋で1時間弱。こちらが店に入った後は女性客が4組続き、バイト君たちのテンションもあがること、あがること。まー、ええことですな。

23年5月12日(金) ロバの映画を観た後、虎の子に寄る

 曇って22℃。

 夕方4時過ぎ、体のメンテナンスのため代々木上原へ。その後、新宿まで足を伸ばし、久しぶりに映画を観る。「EO」といってロバの目を通して人間どもの世界を描いたロードムービーのような作品だが、ストーリーが素晴らしく圧倒された。ロバがいとおしく、彼が何かの巡り合わせで自分の飼い主に再会できないかと願うばかり。そして、人間はいつの時代も醜悪存在であることをを思い知らされる。頭が火照るいい映画でした。

 店に顔を出すと音楽家の常連さんがいて、楽しい酒が飲めた。盛岡でお土産に買ったという行者ニンニクをおすそ分けでいただく。ご本人もお浸しでも作ろうかなと言うので、3日か4日誰にも会わないならいいけれど、そうでなければ止めた方がいい、とにかく想像以上に臭いですよと教えてあげる。

 ツマと12時台の電車で帰宅。金曜日のせいもあるが、車内は肩が触れるほど混みあっていた。コロナはこのまま消えてくれればいいなぁ。

23年5月10日(水) 五反田で美味い酒を飲む

 快晴25℃。でも夜は寒いのであーる。
 
 夕方、デザイナーの後輩と打ち合わせのため、電車を乗り継いで品川へ。武蔵小杉から横須賀線に乗れば早く着けたが、その手があるとは知らず川崎まで行ってしまい、ちょっと遅刻する。久しぶりの品川はとにかく車が多く、とにかく喧しくて圧倒されてしまう。
 
 自主プレの企画、打ち合わせほぼ1時間。東五反田まで歩いてレトロな居酒屋に入る。6時半だというのに、ほぼ満席。年配の店主とお運びさんがひっきりなしに注文を聞いて回り、活気がある。メニューは王道の居酒屋メニューで、懐かしい雰囲気。値段も大衆的だ。いい感じ。が、入り口に堂々喫煙可とうたっていることもあり、ほぼ全員がタバコを吸うのには参った。いまどきこれほど喫煙者がいるとは。加えて10人ほどの若者の団体さんの席が近く、誰かが話すたびにドハハハ笑いが続き、本当にうるさい。必然的にこちらも大声で話さなければならず、煙と相まって喉が痛くなった。1時間ほどでお勘定してもらう。
 
 2軒目は、五反田駅近くのピンク街の先にある超シブイ焼とん屋。新宿にある有名店から独立し、のれん分けして開いたのだとか。そこは前の自宅から近く、何度か行ったことがあったのだが、何しろ人気店だったもので予約ができないことが続き、足が遠のいた。デザイナー氏は会社の後輩でもあり、こちらの弱いデジタルに精通しているのて、今どきの業界事業を教えてもらえる。5年前からのつきあいだが、実は虎の子が下北沢にあった時代にお客さんとして来たことがあると知って、急に距離が縮まった。これも桜がつないでくれた縁なのかもしれない。帰り際、とある芸能プロダクションのHPの仕事を頼んでいいですかと聞くもので、快諾する。
 
 今夜は美味い酒が飲めて非常にうれしい。

23年5月3日(祝) 湘南の海岸散歩で日焼けする

 快晴23℃。風が強く、寒いほど。

 午後、湘南から富士山を眺めようとツマと茅ヶ崎へ向かう。このところのニュースでは鎌倉や江ノ島が人でごった返していると言っていたが、茅ヶ崎はガラガラ。駅から40分ほどかけてのたりくたりと海岸まで歩く。ウインドサーフィンを走らせている人はいるが、サーファーは5人ほどしかいない。海岸でバーベキューやサウナを楽しんでいるグループの方がはるかに多かった。狙っていた富士山は霞んでおり、期待した姿が楽しめずしまい。うーむ。再び駅まで歩く。

 藤沢に移動。ネットで見つけた蕎麦粉料理の店に向かう。人気店らしく、5時開店でその直後に8割方の席が埋まった。いろいろ気になるメニューがあったが、コースを注文して様子を見ることにする。前菜はそれほどではなかったが、久しぶりに食べたガレットの味が上品。蕎麦(蕎麦粉8割、セモリナ粉2割)の生パスタを食べたのは初めてだったが、もちもちとして触感が心地よく、これちらも素晴らしい出来。二人ともワインのペースが上がってしまい、2時間で2本も明けてしまった。いい年した夫婦の食べっぷり飲みっぷりではない。大満足して帰宅した。

 が、電車の中で顔が妙につっぱってくるのを感じた。蕎麦アレルギーのはずはないので、おそらく1時間半ほど直射日光を当たって、皮膚が炎症を起こしたのだろう。何をやっているんだか。

23年4月28日(金) 早起きして都心へ出かける

 快晴24℃。気持ちよし。

 久しぶりに早起きし、取材のため7時台の電車で都心へ向かう。車内は満員、マスク姿が多いものの、誰も話す人がいない。外国人の目には異常な光景に映るだろう。

 10時からインタビュー1時間余り。相手は理科系出身の社長だが、なかなか具体的な内容を語ってくれず、原稿の仕上がりがチラチラ頭をよぎる。ともあれ11時前に終了。朝から何も食べていなかったので新宿で昼食を取るつもりが、昼飯時のためどこもかしこも人の列。30分ほど探し回るはめになり、なんとかつけ麺屋に入ることができた。可もなく、不可もなくという味だったが、店員さんの明るい声が気持ちよかった。新百合ヶ丘で税金を納めて帰宅する。

 さて、明日から大型連休。特に予定はないが、このところの憂さが晴れる方法を考えなくては。

23年4月26日(水) 眼の痛みが嘘のように消える

 小雨、19℃。

 昨日、眼鏡屋でデスクワーク専用の眼鏡を受け取る。それをかけてわずか2日だというのに眼底のピリピリした痛みが消えた。嘘のよう。さすが某レンズメーカーの指定医だけのことはある。このところ朝は起きて2時間ほど目が使い物にならなかったが、これで集中力が増すというもの。おーし、頑張って仕事のペースを上げるか。

23年4月22日(土) 露天風呂でさっぱり、蕎麦で〆る

 曇って18℃。

 店が休みのツマと夕方、バスに乗ってよみうりランドの大型銭湯へ向かう。本日もほぼ人混みだらけではあったが、段々要領を覚え、ほぼ全部の風呂に入ることができた。ウェットサウナもたっぷり10分過ごして汗を絞り出した。うー、気持ちがいい。風呂上がりに食堂でハイボールを1杯。もちろんそれで終わるはずもなく、馴染みの蕎麦屋に電話、席を確保してもらう。

 店に到着したのが6時過ぎということもあり、ほぼ満席。料理の到着を少し待つことになったが、それもご愛嬌である。まずは熱燗。蕎麦前は3品頼んだが、そのうちのアオリイカの木の芽和えが絶品で、陶然となる。本日の生酒は「磐城寿」を所望。知らない銘柄だったのでラベルを見ると、酒蔵があるのは山形県長井市となっている。はて、これはどうしたものか。すると、店主がやってきて、「もともと蔵は福島県浪江町にあって震災で失った。が、たまたまその1カ月前、巡回指導があり、家付酵母を試験場に持ち帰っていたため、避難先の山形で酒造りを再開することができた」と説明していただいた。そのストーリーを聞いただけでも酒が進むというものである。最後に大ざるを夫婦で1枚。

 風呂といい、酒といい、蕎麦といい、大満足の一日を過ごした。

23年4月12日(水) 眼鏡をつくる

 晴れて24℃。夏が近いなぁ。

 夕方、町田までPC作業用の眼鏡を作りにいく。実は先週土曜日に新宿にある某チェーンの本店に足を運んだのだが、指定されたレンズを扱っていないと断られてしまった。それでやむなくやや高級な某チェーンに頼むことになったのである。フレームは使っていないものがあったので、それを持参した。処方せんがあるので、フレームのコンディションチェックと処方せんの推奨レンズ仕様を満たすものかをチェックするだけ。レンズだけだが、特殊なものだけに4万円近くの出費になった。ま、それで目の不調から解放されるなら納得もいく。出来上がりが楽しみである。

 夕食を済ませて帰ろうと思い、北口のある街中華の店に寄る。5時前だというのに、4人組の先客がガンガン酒を飲み、ドハハハハと笑いあっていた。それに誘われたわけではないが、こちらもビールと餃子、それからメンチカツ。野菜炒め単品とウーロンハイ。最後に半ラーメンを頼んで腹を満たした。しめて1600円ナリ。安いものだなぁ。企業努力に頭が下がります。

23年4月7日(金) 荒木町で静かに飲む

 曇って21℃。

 仕事を片付けて夕方外出。新宿で外国人観光客と並んで回転寿司を軽くつまみ、四谷荒木町へ。路地の飲み屋はどこもそれなりの入りで、街は3年前の姿にすっかり戻ったかのよう。

 7時前に馴染みのバーを覗く。ここはスタートが遅いため、予想通り先客なし。ママさんと一緒にテレビで巨人広島戦を観る。それに飽きたら、世間話や旅行話、坂本龍一の話などにつきあってもらい、1時間半ほど過ごす。次の客が来るまでと粘ってみたが、田舎者はそれそれ帰らなくてはと、9時前にお勘定してもらう。

 誰かと明るい酒が飲みたいなぁ。春だからなぁ。

23年4月3日(月) 目医者に診てもらう

 晴れて18℃。

 午後、眼鏡の処方せんを作ってもらうため、山手線某駅にある眼科クリニックへ。このところ外出するときは問題ないのだが、仕事をしているときにモノが見えにくく、特に朝は霞んでしまって1時間ほどはPCモニターを見ても焦点が定まらず困っていた。で、もうこれは仕事用の眼鏡を作るしかないだろうと思い、かかりつけ医を訪ねることにした。先生の見立ては左目の乱視と白内障が進んだとのことで、やっぱりという感じ。「これ以上進んだら手術を勧めますが、今のところはPC作業用眼鏡を作るのがよいでしょう」とのこと。実に分かりやすい説明で助かる。田舎から1時間かけてやってきた甲斐があるというものだ。

 帰り道、一杯ひっかけたい気分もあったが、仕事があり、帰宅。しょうがないか。

23年4月2日(日) 坂本龍一も逝ってしまった

 曇って19℃。桜散る。

 朝イチのテレビで坂本龍一が亡くなったことを知る。高橋幸宏に続き、こんなに早くYMOメンバーが逝ってしまった。年末のストリーミングコンサートを見て、その日は近いだろうとは思っていたが、それが現実になると途轍もなく寂しい。聴き始めてかれこれ48年。「Tong Pu」「Behind The Mask」「Riot in Logs」「Bibo no Aozora」「Rain」「The Shertering Sky」。すべてがオリジナルで、氏の哲学がそこにある。これからも世界中でSakamotoの曲は聴かれ、演奏されることだろう。でも、新作はもう聴くことができない。その事実が寂しい。

 気を取り直して、午後夫婦で外出。電車とバスを乗り継いで、よみうりランドの中にある温泉施設「丘の湯」に向かう。想像以上に広く、ジャグジー、露天風呂、サウナも充実しており、二人とも大いに気に入った。が、腕時計を無くしてしまったらしく、焦りまくったが、出がけのシーンを思い返して、最初から付けてこなかった気もしてきて心を落ち着かせる。帰りに月一度通っている蕎麦屋に寄り、夕食をすます。

 複雑な心境の一日を過ごしてしまった。

23年3月25日(土) 谷中で豪快に飲む

 雨のち曇り、14℃。

 午後、ツマと千駄木へ。谷中銀座に入る前に肉屋の腰塚でレバーペースト、名物のコンビーフ、ハムがアソートしたものを買う。ぶらぶらと日暮里方面へ移動し、ツマは器屋で自分の手にしっくりくる箸を見つけて、喜んでいた。

 前のマンションの管理人さん夫妻と庭師、虎の子のお客さんという奇妙な取り合わせで、とある昭和の居酒屋に集合。いくつかあるコースの中から軍鶏鍋を選んで飲む。その肉も豪快に切られた刺し身も大満足だったが、それとは別格で野菜がことのほか美味かった。芹、春菊、菜の花の苦味が鶏と昆布と出汁に上品に溶け、鍋の中で実にいい仕事をしていた。酒は初めの1杯を除いてずっと日本酒。平均年齢60歳だというのに、皆さん飲むこと飲むこと。6人でおそらく2升半は飲んだのではないだろうか。やがて腹はパンパン。〆のうどんは、食べるのに往生した。

 下北沢の店に植わっていた桜を庭師のO君に枝を山取りしてもらい、それを以前のマンションで理事長を務めていたときにドサクサに紛れて中庭に移植。それをずっと守っていただいたのが現在も管理人さんも続けているWさん。桜がつないでくれた不思議な縁だが、波長が合い、話が楽しい。酒が美味い。今一番気軽に飲める仲間かもしれない。

 で、店を出たのが5時半。酔い加減と時間の感覚があわない。2軒目は日本の古いレコードをかけるバーへ。国産のクラフトウイスキーとジンを口に運びながら、自分たちがオンタイムで聴いた曲をかけてもらう。時間があっという間に50年ワープする。あー、極楽。1時間電車を乗り継いでもおつりが来るほど、幸せである。

23年3月21日(火) WBCメキシコ戦に熱くなる

 曇って18℃。

 8時からWBCの日本対メキシコ戦をテレビ観戦。手に汗握る好試合。7回裏に吉田が3点本塁打で3対3の同点に持ち込んだが、直後の8回表に勝ち越しを許す。1点差を追っての9回裏は大谷が2塁打、吉田が四球を選び、1塁には代走の周東。ここで打席が回ってきたのが、不振の村上だったが、センターのフェンス直撃2塁打を放ち、大谷が生還して同点。さらに周東が大谷の背後に迫る猛スピードで生還し、サヨナラ勝ち! 朝からちょっと興奮する。

 午後、新百合ヶ丘の先までジョギングする。麻生川沿いの桜は早くも満開となっており、かなりの人たちがカメラに収めていた。稲城市方面は緩やかながらずっと坂道で続き、けっこう息が切れる。自宅からジャスト5kmの地点で折り返すことにする。蒸し暑いおかげで、背中が汗でぐっしょり。体が軽くなった。

 祝日なので夕方から酒タイム。ああ、平和であること。

23年3月18日(土) 温泉で頭が悩ましくなる

 雨が降って、9℃。
 
 午後、4年前から通っている整骨院の院長の推薦で、千歳船橋にある温泉に行く。バスを待っていたが、いつまでも来ない。そぼ降る雨の中、痺れを切らしてバス停2つ分を歩く。その間、バスが自分たちの脇を抜き去ると思っていたが、1台もなかった。どうしてなんだろ。
 
 温泉は1時間の利用料が1100円。黒いお湯でいかにも体に良さそう。が、サウナに行こうとしたら男ども(当たり前だけど)がぎっしりで、隙間なし。そのな空間に見知らぬ人と裸のまま(当たり前だけど)15分なり耐え忍ぶことができず、すごすご戻る。ホームページにあったジャグジーの場所も見つけられず、再びお湯に入る。結局、温泉に10分だけつかって出ることになった。なんだかなぁという感じ。院長はここで仮眠や漫画を読んで5時間も過ごすそうだが、自分には耐えられそうにない。帰りはバスに乗ることにしたが、またも到着が遅く、10分待つうちに体が冷えてしまった。再び、なんだかなぁ。
 
 降りたことがほとんどない街のため、ネットで居酒屋を探す。熱燗を入れて体を温めたくなり、囲炉裏がある店に入る。若者がやっている店だが、サービス係も調理人も対応のリズムがよく、ほっとする。刺し身、美味し。炭火で炙った鯖も、美味し。これで出汁の効いた料理があれば申し分ないのだが、まあ、しょうがない。駅前の中華屋で餃子を食べて帰宅する。

23年3月15日(水) 寿司屋の大将に声をかけられる

 快晴、17℃。

 午後、原稿を提出してジョギング。目的地を決めず柿生まで行ったが、走ったことのない道に入り、頭の中で地図を広げて新百合ヶ丘方面へ。さらに尻手黒川道路を超えて百合ヶ丘を目指すことにする。走り出したころは少し寒かったが、坂道を登ったり下ったりするうちに体が暖まってきた。知らない道を進むうちに新百合ヶ丘の駅近くに出たので、勝手知ったる道をずんずんと進む。と、新百合ヶ丘と柿生の中間地点に寿司屋があるのだが、そこの大将とおぼしき人がこちらを見て、「足、寒くない?」と足をパンパンたたきながら聞いてくる。「オレなんかモモヒキを履いてるよ」と。今日はスパッツを履かなくても十分暖かいのだが、水を扱う立ち仕事をしている人とは寒さの感じ方が違うのは当たり前だ。「全然平気。それより少し運動した方がいいですよ。体が暖まるから」と言ったら、「ありがとう」と言われてしまった。会話が成り立っているんだろうか、これで。

 戻ってシャワーを浴び、次の仕事の資料を読む。なーんか、閑すぎて気分がポジティブになれないなぁ。

23年3月9日(木) 西参道がおしゃれになっていた

 快晴、22℃。暑すぎる。

 昼前、参宮橋のかかりつけクリニックまで薬をもらいに行く。以前は2カ月分をもらえたが、去年から厳格になり、1カ月分しかもらえないのが、面倒でしょうがないが、愚痴をこぼしたところでしょうがない。院長と診察3分、世間話を5分。花粉症の薬を出しておく? と言われたが、飲めば眠くなって仕事にならないことは経験済み。今日のところは我慢しておく。

 昨年から工事をしていた西参道。今日行くと歩道のアスファルトがはがされ、石畳にするべく工事が進んでいた。高速道路下はコンテナが置かれて、カフェができたり、ギャラリー、スタジオができたり。まー、おしゃれだこと。住んでいたころは、掃除をしても1週間すれば空き缶や吸い殻がそこらに捨てられていたが、それが夢のよう。マスコミに採り上げられたら、賑わうのだろうな。ちょっとうらやましい。

 帰宅して仕事再開。来週提出予定の原稿、8割の出来。ここからは推敲を重ねていこうっと。

23年3月4日(土) まずいイタリアンに呆れる

 晴れて17℃。春じゃ、春じゃ。

 午後、3度トライして3度挫折したジョギングコースに、懲りずにトライ。新百合ヶ丘から4kmほど東にある麻生区のスポーツセンターを目指す。途中の急勾配にめげるが、なんとか到着。帰りは坂道を下るところが多いので、足が軽かった。それにしても川崎市麻生区というのは、新百合ヶ丘周辺だけがこぎれいな街づくりが進められ、それ以外は30年前で時間が止まっている感じ。柿生エリアは道路が整備されておらず、道幅が狭い。走っていて気分がめげてくる。

 夕方、ツマと外出。新百合ヶ丘のイタリアンで夕食を取ることにする。なかなかの人気店なのか、予約してから20分も待たされた。しかし、店内に入ると席はけっこう空いているのである。はて、これは? ホールに4人、厨房に2人、レジに1人。メニューの数を考えると、明らかに厨房スタッフが少ないので謎が解けた。きっと調理担当のアルバイトが集まらないのだろう。

 やーっとビールが到着。ワインはせいぜい600円のものが2400円もして、ツマは憤慨する。が、それでもドリンクはまあ許せる。肝心の料理が、どれもこれも美味くないのでまいった。愛情の欠片も感じられず、おざなりな感じ。二人してこれはダメだとなり、パスタもピザもオーダーせず、店を出ることにする。が、まだまだ腹は6分目。で、何度か行ったことのある中華料理屋で口直しをすることにしたのだが、蒸し器が壊れたとかで、名物の小籠包もシューマイも食べられず。それ以外のメニューは良かったが、なんだかなぁ、ついてないなぁという一日だった。