NO DRINK,NO LIFE

ふらふら日記

反省すれどもシンポなし

店の話は出てきません テイシュの日常をダラダラ書いています

2019年6月

19.6.5 友人との縁を感じる仕事を受ける 

 曇って25℃。

 IT企業の個人投資家向けPR誌の原稿がどうにもまとまらず、朝7時前からパソコンに向かうことに。投資家を前に説明している社長の言葉は淡々としすぎていて、熱量が伝わらない。出てくる言葉も多くが専門用語で、かつ現在進行形の案件のため抽象的な内容に。こちらは会場にいなかったが、テープからどんよりとした空気が伝わってくる。そんな中で30分以上もお一人で話す社長も大変だが、出席した株主もつまらなかっただろう。

 途中、珍しく不動産の仕事が舞い込む。ざっくりとした内容をまとめたファイルを送ってもらうと、なんとマンションが建つ場所がなんと友人が眠る墓地の並びだった。うーむ、これは友人が紹介してくれたものか。これは、恥ずかしくない仕事をしなくてはいけない。

 夜、久しぶりにサッカー日本代表とトリニダード・トバゴの試合をテレビで観戦。3バックという日頃やらないフォーメーションのせいもあるのか、格下相手だというのに前半はグズグズの内容。後半は攻撃的になってゴールに迫るが、まったく決まらない。去年、西野監督に交代した直後の試合を観ているようだった。結果はノーゴールで引き分け。フラストレーションが溜まる試合だった。

 寝不足がたたり、12時過ぎに就寝。明日も頑張らなくては。

19.6.6 梅雨が来てしまうなぁ

 晴れ後、曇り。32℃。

 PR誌の仕事を朝から。気温が上がり、乾いた風が吹く中で仕事をするのは気持ち良い。九州南部は梅雨入りしたそうだが、関東もそろそろかなと思う。

 外国人の日本語による講演のテープ起こし。単語は日本語であるのだが、言葉の順番が日本語ではない。なんだかタモリのいい加減な外国語スピーチのようで、笑ってしまう。「私、そのときに、こんな日本、社会、すべてですね、基盤、インフラ整備、中の教育、また、サービス、製品づくり、ものづくり、そういったすばらしい環境、すばらしい社会になってきたのが、実際、一旦、どういうことからこんなにできたかと」。なんとなく意味は分かる。それを標準的な日本語に翻訳するのも簡単。ただ、あまり流暢にしすぎてもご本人のニュアンスが伝わらない。ひとまず出来上がったが、日にちに余裕があるので、送信を思いとどまる。

 夜になって10数年やっている定期物パンフレットについて、プロデューサー女史から電話。「ネタがないので、何かありませんか」と泣きつかれたのだが、いくつか切り口を教えてあげると、感謝された。亀甲より年の功。ただし、それが採用される保証はないけれど。

 とりあえず、本日のノルマを達成したので、日本酒が飲みたくなり、1カ月ぶりに虎の子へ。日中は晴れていたが、見上げた空には星がなく、どんよりしていた。店では常連のRさんがいたのを幸いに、世間話で酒を飲む。そのRさんもほどなくお帰りになり、ツマと差し向かえで飲むことに。全身に疲れが溜まっているようで、さして飲んでいないのに睡魔に襲われ、10時半に店を出る。

19.6.9 湯河原で蛍を見る

 曇り後、霧雨。20℃。

 ツマがどこかでもらってきた風邪のウイルスに感染したようで、ここ数日、夫婦揃ってゲホゲホしている。体調が芳しくなかったが、本日は2カ月前に湯河原温泉のホテルを予約しており、予定通り二人して出かけることにした。実は本日は母親の命日でもある。多少後ろめたさがあったが、15年も経っていることだし、許してもらうことにした。

 新宿からロマンスカーと東海道本線を乗り継いで、2時間余り。駅に着くと霧雨模様。ただ、雨足が強くなることもなく、なんとか持っている感じだ。宿は想像よりずっと大きく、エントランスからなかなか部屋に着かない。途中、日曜日だというのに団体客も入っているようす。案内されたのは、12畳+10畳という2人で泊まるにはゴージャスすぎる特別室だった。正規料金は1万円高いのだが、本日は1室だけ空いていたそうで、配膳の都合もあってこちらにしてくれたらしい。ありがたや。畳に座ると無粋的な建造物が視界から消え、まことに気持ちがよろしい。霧が峰を上っていく様子を見たのも久しぶりである。

 お湯は個人的には少し温く感じられたが、ツマは大喜び。体調が回復したわけではなかったが、夕飯まですることがなく、5時過ぎからワインを飲み始めた。6時、夕食。先付の冬瓜帆立スープから、椀物の海老真丈豌豆柚子、揚物の鱸と米茄子の揚げ出し、最後の新生姜ご飯まで(全部書いてられません)味が洗練されていて、大いに満足。鼻が効かないツマは少々恨めしそうだったが、こればかりはしょうがない。

 この時期の湯河原はアジサイと蛍が売り物で、8時前にホテルの車で近くの公園まで連れていってもらった。蛍は気温が高くても低くても駄目で、雨が強い日も姿を現さないとか。日頃の行いがよろしい訳ではないが、せせらぎで運良く舞う姿を見ることができた。最後に見たのが小学5年生ぐらいなので、50年ぶりかもしれない。暗闇の中、観光客が次々来るのでゆっくり眺めることができなかったが、それでも目が洗われた気分になった。

 9時前に宿に戻り、飲み直す。が、自分が思っていた以上に体は疲れているようで、10時半には眠ったもよう。それにしても、いい旅ができてよかった。

19.6.12 近眼が良くなっていた

 曇って21℃。

 ここ数カ月、目が見えづらい。もともと両目が近視で、加えて左目がひどい乱視である。ここの20年ほどは名医と呼ばれる先生の医院に出向き、その処方で眼鏡レンズを作っているのだが、前回からすでに3年経過し、視力と合わなくなってきたらしい。予約をすると、午前中なら空いていますとのことで、急遽田町に出かけることにした。診察してもらうと、近視が良くなっているそうで、そのためレンズが強過ぎて目が疲れるのでしょうとのことだった。概ね老眼は65歳まで進む。それまでに近眼が治れば、あとは乱視用のレンズだけでよくなり、たびたびの眼鏡づくりからも解放される。トシを喰って数少ない良いことである。

 帰りに新宿の小田急百貨店で、ぬか漬け用に大根と茄子、胡瓜を買って帰宅。ぬかも新しいものに変え、漬け直すことに。さて、どんな出来栄えになることやら。

 午後は新しい仕事の依頼の下調べをして、だらだらと過ごす。このところヒマ過ぎて、調子が狂う。まずいなぁ。

19.6.16 代々木公園で蕎麦と日本酒を楽しむ

 晴れて30℃! 素晴らしい。

 このところぐずついた日が続いていたが、昨日今日と快晴。絵に描いたような青空が広がり、目が染みるほど。気分がよかったので、ツマとNHK裏のイベント広場に歩いて出かけ、蕎麦と日本酒を楽しむ。例年は11月にやっていたが、今年は5カ月も早い(年2回になったのかな)。夏ソバの収穫はどの産地も6月末からで、それを知っている通はこの時期、蕎麦屋に足を運ばない。そこで店のPRを兼ねて、閑散期のこの時期に移したのかもしれない。まあ、詳しい事情は分かりませんが。

 こちらが選んだのは、越前おろし蕎麦で、ツマは信州の高遠そば。日本酒は石川の万歳楽、菊姫と石川の地酒をチョイスした。3尺ほどの量しか注がず、3杯で1300円というのはずいぶんぼったくったものだが、青空の下、野暮は言うまい。乾いた風に吹かれて食べる蕎麦は格別である。来年も晴れていた来ようっと。帰り道、代々木八幡で買い物をして帰宅する。

 以後、テレビを見ながら酒を飲み直す。大河ドラマ「いだてん」、すこぶる面白い。セリフも気が利いているし、なにしろ俳優さんが乗っているのが分かる。これで、なぜ視聴率が上がらないのだろう。不思議でならない。ジジババ大河ファンには、時代が変わったり、主役が変わる展開が難しいのかもしれないけれど。媚びたってしょうがないだろうとブツブツ。いくつか撮りだめしてあった番組を見ているうち、風邪で体力が落ちているためか、11時前には眠ったもよう。

19.6.20 咳喘息が復活してしまった

 晴れ後、薄曇り、29℃。

 今月の頭から引いている風邪が一向に抜けず、このごろは発作のように突然噎せるほど咳き込むようになってしまった。自宅で仕事をしているぶんにはまだしも、電話もかけられず、取材もできない。10年前に咳喘息というものを患い、症状がよくなるまで3カ月も通うハメになったが、もしかすること再発したのかもしれない。

 時間が取れたので、午後、2年ぶりに呼吸器系の専門医院に出かけた。呼気を検査してもらうと一酸化窒素の濃度がけっこう高く、予感的中だった。また、1つ通わなくてはいけない病院が増えてしまった。

 以後、次の仕事の下調べをして夜まで過ごす。咳き込む、洟をかむ、いっとき収まるが、15分後にまた咳き込むというのを繰り替えす。薬を飲んだが、即効性があるものはなく、夜中までヒューヒュー。ああ、めんどくせー。

19.6.21 Yさんの10周年イベントに参加する

 晴れ後、曇り。29℃。

 次の仕事の調べ物をしていたら、夕方、やや手ごわそうな新規依頼が舞い込み、そこからバタバタ。内容は超大企業経営者のインタビュー記事をまとめるというもので、すでにテープ起こし済み。資料も揃い、スケジュールにも余裕がある。優良案件で超ラッキー。

 8時過ぎに虎の子へ。一番のご常連のYさんが店に通い詰めて10年を記念して、黒アワビと牡蠣を食べる会に加わる。マガキと岩牡蠣、冬もいいが、夏の牡蠣も美味。牡蠣は剥きたてより、10分ほど置いたほうがおいしいことを発見する。たまたまオイスターマスターの前の席に座ったため、牡蠣養殖がどのように行われているのかとか、帆立の殻で養殖する方法を岸朝子さんという料理編集者のお父さんが始めたとか、濃いめの話を聞くことができた。

 主賓の、というか本日に限れば主催者のYさんは金属の研究者で、まったく分からない世界の方なのだが、人あたりがよく、どなたとも気さくに明るく話ができる。そして、なにしろ足を運んでくれる回数が多い。全国各地に出張も多く、土産話もまた楽しい。10人ほども会に集まってくれるのは、ひとえにYさんのお人柄によるものだ。どうか、これからも変わらずお元気でありますように。

 同業者のTちゃん、風邪を引いているそうで、オカマチックな声になっていた。最近は若いライターと仕事をする機会が多いようで、以前にはない悩み事も増えているとのこと。任せたものの言葉の感性が合わず、怒鳴りたいのをぐっとこらえているそうだ。こちらもそういう経験は何度もやっているので、頭の中にくっきり絵が浮かんでしまう。

 12時を回ると皆さんお帰りになり、こちら1人に。ツマは皿洗いが大量に残っているというので、先に帰宅することにした。山手通りをゲホゲホ、ヒューヒュー咳き込みながら30分。酒のせいか、咳のせいか分からないが、大汗をかいてしまった。

19.6.25 咳をこらえて取材する

 曇り後、5日ぶりに晴れて27℃。

 喘息の症状、好転せず。が、今日は終日取材のため、強力なせき止めを飲んでクライアントのある文京区に向かう。8時台の仕事始まりは辛いなぁ。

 午前中、1人。午後、3組。取材自体は苦労せずできたが、何せ声がガラガラで、鼻がカピカピ。取材先に不快な思いをさせたかもしれない。途中、30分ほど時間が空いたのだが、眠りに堕ちてしまった。いびき、かいていたかもしれない。ちょっと恥ずかしい。

 なんとか4時半過ぎに終了。建物の外に出ると、絵に描いたような爽やかな青空で、幸せな気持ちになる。これで体調がよかったら、しばらく散歩したかった。

 帰宅して別件の仕事を夜中まで。せき止めが切れると、またヒューヒューとした咳が止まらず。今日の天気みたいにすっきりするのは、いつになることやら。