NO DRINK,NO LIFE

ふらふら日記

反省すれどもシンポなし

店の話は出てきません テイシュの日常をダラダラ書いています

2019年4月

19.4.1 新元号発表の日にブチ切れ

 晴れて、16℃。でも、夜は寒い。

 11時半すぎ、新元号「令和」が発表されるところをテレビ中継。ふーん、昭和の2代後にまた「和」を持ってきたか。

 さっそく白川静先生の常用字解で引いたところ、「令」は「神のお告げを与えられるもの」で、そこから「神のおつげ」、天子の「みことのり」の意味があるらしい。「和」の方はというと、軍門の前で誓約して講和すること。漢語的には「天子は平和を望んでおるので、争いを止めろ」という意味になるが、ただ、今回は万葉集の「梅花の宴」が原典で、「時、初春の令月にして、氣淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す」という序文から取ったそう(初めて知りました)。ざっくり約すとすれば、「よき月に美しき柔らかな風が吹く」という意味になるらしい。初めて知ったけれど、ずいぶん世界が違うなぁ。まあ、「ヘイセイ」より「レイワ」の方が響きはいいかな。

 午後イチ、近所の代理店にてWebコンテンツの新規案件の打ち合わせ。クライアントがコンサルの提案をそのまま聞き入れて、キーワードをちりばめたテキストを書かせたいもよう。ずいぶん古いSEO対策だなぁ。まあ、やりますけれどね。

 プロダクションのプロデューサーから電話。なんでも25年来取引があったクライアント(経営不振により身売りされ、某メーカーの子会社に)との間でお金を巡るトラブルがあり、堪忍袋の緒がぶち切れたという。内容が込み入っていたので、夕方目黒に出向き、話の続きを聞くことにした。要は、見積書で提出してスタートしたカタログの制作費を、先方事情でストップがかかったにもかかわらず、全部終わっていないのに全額は払わないと言ってきたという。どうも、上層部が自分の息のかかった連中に放り投げたいらしく、こちらを切りたかったもよう。外注ごときにコンプライアンスなんぞは守る気がないらしく、「ウチの仕事がほしいなら、黙って言うことを聞け」ということらしい。フン、バカバカしい。根性の悪い連中に泣き寝入りしてまで、仕事をもらいたくないワイ。世の中、自分の同じような人間ばかりではないのだ。バーカ。

 長年の慰労ということではないが、グダグダの話を聞いた後でプロデューサーに誘われ、武蔵小山の焼鳥屋でゴチになる。大振りの肉を客自らテーブルで焼くという珍しいスタイルで、なかなか美味。クラアントとの苦々しい手切れはあったが、まあ、しょうがない。飲み足りず、虎の子に寄って12時帰宅する。

 いろんなことがあった、平成最後の4月1日だった。

19.4.7 砧公園で最後の花見をする

 晴れて、21℃。ぽっかぽか。 

 夕方4時半、今年最後の花見をするため、ツマと千歳船橋からバスで砧公園へ。月末と月初めが寒かったから、こんな時期にもかかわらず半分花が残っていた。代々木公園と比べてはいけないが、元ゴルフ場だけに眺めに変化があって楽しい。それと、子供の姿が多いのは土地柄かなと思う。シートも弁当も用意せず、駅近くのスーパーの惣菜セットとビールだけ持ってきただけだが、それでも桜を見上げて飲む酒の味は格別。来年はもう少しいろいろ準備してこないとな。

 15分住宅街を勘を頼りに祖師ケ谷大蔵駅を目指す。日暮れ前にこのところ気に入っている居酒屋へ到着できた。運動不足の足、わずか5キロも歩かないというのに、情けないほど痛い。やばいなぁ。刺し身を楽しみにしていたが、さっき食べた唐揚げがドカッと胃の中を占拠し、酒も料理もおいしくない。あー、もったいない。ツマも同様で、たった1時間半で店を出ることになった。その足で百金ショップで花を入れるプランターを購入。じっくり店内を見て回ったのは初めてだったが、100円と信じられないほどクオリティが高くてびっくり。買わなくていいような食べ物まで買ってしまう。 

 少し足が疲れて帰宅。もはや酒が飲めない。なんか調子が出ないなぁ。楽しみにしている大河ドラマ「いだてん」も統一地方選挙でお流れ。ざーんねん。

19.4.9 父親に花を贈る 

 晴れて16℃。 

 このところ窓辺に花を飾るのが楽しくて、一昨日買ったプランターにえ替える。白いのがモリンバ、黄色のがコロニラバレンティナパリエガータ(覚えられるかい!)、今日も一個追加して紅色のナデシコを並べた。なかなか、素晴らしい。単純仕事でクサクサした気分が少し和む。花はえらいなぁ。 

 本日、父親の24回忌。仏壇はないものの写真に花ぐらいは飾ってやろうとコンビニに行く。が、あまりいいものなし。昼間買っておけばと悔やむ……。やむなく買ったがかえってうら寂しいものになり、電話でツマに「何でもいいから買ってきて」と頼んでしまった。飾り棚の前は花盛り。父親、母親とも、姿が見えなくなってしまった。

19.4.10 炙り鮹の食べ方を教わる

 雨が降って10℃。うー、さぶ。

 朝からPR誌の仕事をカタカタ。夕方前にアップし、初台で晩飯を食べる。飯ものは重いので、オペラシティにある丸亀製麺を選ぶことにした。5時を回っていたせいか店内はサラリーマンでぎっしり。が、その一角で早くもビールをグビグビやっている集団がいる。見回したら、あちらこちらでジョッキを傾けているので、ちょっとびっくり。初台には、出世を諦めたサラリーマンが多いのだろうか。

 よーく見ているとオネエさんに注文するわけでもなく、勝手に自動サーバーにジョッキをあてがい、席に持ってきて飲んでいる。しかも、ペースが速く、仲間うちで歓談もしていない。後で調べたら「30分で生ビール、酎ハイ飲み放題付き、うどんか親子とじ、惣菜か天ぷらが付いて1000円」というものをやっていたことが分かった。そりゃ、慌ただしくなるはずだ。こちらは、昆布うどん、いか天で570円。理不尽だなぁ。うどん屋で酒は飲みたくないけど、なんだかちょっと悔しい。

 その後、初台百貨店という名前だけゴージャスな個人商店が集まっている店に行き、野菜を購入。この界隈では唯一の魚屋で真蛸の炙ったものを買うと、オバチャンが「これ、いつもどう食べています? 私、言いましたっけ。ごま油にお塩で食べるのがおいしいって」と言われて苦笑。断っておくが、こちらは店の常連でもなんでもない。魚を買ったのも半年ぶりなのだ。だれかと間違っていたのだろうが、とりあえず礼を言って店を出た。

 雨はその後もずっと降り続け、かすかな雨音を聞きながら、夜中までカタログの原稿書き。どうもペースが上がらない。それにしても、いいかげん暖かくなってほしいなぁ。

18.4.17 スケールの大きい電車の乗り過ごし話で盛り上がる

 曇って19℃。寒いんだか、暖かいんだか。

 春は花粉が誘い水になって咳喘息が復活する確率が高いのだが、今年もそのパターンになっている。咳が止まらず、自分でもすっごくうるさい。

 朝イチからPR誌の原稿書き。大変話しが下手な方の講演テープをまとめていたのだが、まあ、聞きづらい。話が飛ぶし、専門用語が飛び交うし、事実誤認も多く、手間がかかること、かかること。なんとか17時にメールを送ることができた。と、思ったら、無かったはずの講演資料が届きやがった。あのなー。それがあったら、2時間前に上がっていたんだぞー。

 18時すぎ、虎ノ門へ。友達の会社でご本人にインタビュー。1時間ほど濃い話を伺う。昨年大きな案件が動き出し、それで一段落するのかと思ったら、まだやりたいことがあるらしい。あいからわず、すごいなぁ。その後、新橋へ移動。以前も一度連れていってもらったことがある昭和の割烹っぽい焼鳥屋に入る。友人はタバコが吸えるということで選んでいるふうだが、値段的にも、店の構えもこちらの好みで、非常にうれしい。この日のメニューは山菜料理が充実して、二人してコゴミの天ぷらだの、タケノコの焼いたのだの、ニラのおひたしだの、枯れた料理をつい頼んでしまい、「お互い、トシをとったもんだね」と苦笑いする。

 なんの流れだったか、お互いの電車で乗り過ごした話になり、今夜はその話で一番笑った。こちらは東武線の春日部で電車に乗ったはずなのに、寝過ごして大宮と野田を往復し、まずいと焦って降りたら春日部だったことがあるが、友人の話はそれを上回っていた。三鷹から電車に乗って奥さんと待ち合わせていた新宿に向ったのだが、シートに座ったのが災いして、乗り過ごして東京駅まで行き、さらに折り返して八王子駅まで行ったことがあるとか。また、東京駅から最終の新幹線で新横浜に向ったはずが、熱海まで行ってしまい、戻ることもできず、3万7千円かけて新横浜まで戻ったことがあるらしい。ビッグスケール! お金持ちは違いますなぁ

 友人も2年前に皮膚がんの手術をし、2カ月おきに検査をしているのだが、病院で高校時代のクラスメートから声を掛けられたという。昔の面影がなく、ずいぶん痩せていたとか。しょうがないことではあるが、なんとか体調を回復してほしいものだ。「アンタもたまには体を診てみらったら。腫瘍マーカーだけでもいいから、やらないと」と、タバコを吸いながら説教されてしまう。

 仕事の話や共通の友人の話で盛り上がり、珍しく日本酒を3合も飲んでしまった。さっきの話ではないが、こんなとき電車のシートに誘惑されてはこちらまで八王子行きになってしまう。なんとか意識を保ち、なんだかんだで11時帰宅。ともあれ、気の置けない友人との酒は最高。いい夜が過ごせた。

19.4.27 深夜酒に付き合う

 曇って13℃。夜中は9℃! 夜は足が冷たく、ストーブを点けてしまった。なんたること。

 平成から令和への代替わり10連休初日。世間様とは関係なく、こちらはいつものように仕事でパソコンと向き合う。途中、マンション理事会出席2時間を挟んで、9時間は働いたかな。あー、疲れた。

 夜、9時すぎ。甥が友人の結婚式に出席するついでに虎の子に顔を出すというので、先に行って待機することに。店では下北沢時代からたびたび足を運んでいただいている、さる業界の重鎮がお二人が、高額電気炊飯ジャーを買ったお話でゆっくりワインを召し上がっていた。渋すぎ! お見送りして10分も経たず、甥到着。予想通り道に迷っていたらしい。11時過ぎにお忙しいディレクター氏が来店。ヘルシーサラダと焼酎をサクサク召し上がってお帰りになった。連休中も仕事がびっしりとかで、明日も働くらしい。10連休を本当に10連休している人は、どこにいるんだろう。

 以後、ツマも加わって深夜2時まで身内話で酒を飲む。甥は法律関係の事務所を一人でやっている。仕事の方は順調に伸びているらしく、安心。だが、30代半ばだというのに、女性っ気なし。会うのは仕事でつきあいのあるオッサンばかりで、やや焦っているとか。まあ、こればかりはご縁なので、なるようにしかならない。

 虎の子18周年でいただいたハモンセラーノ、残り4人前のところを2人で食べてしまった。深夜だったのになぁ、いかんなぁ。