11月3日(金) 七五三の子供たちに幸あれ

 快晴、21℃。気象庁を褒めてやりたいほど。  

 朝、カーテンを開けると雲一つない空が広がっていた。ありがたいなぁ。ということで、久しぶりにジョギング、ではなく、いつものウォーキングを5kmほど。玉川上水緑道は枯れ葉が舞い、すこぶる平和な感じ。子連れの若い夫婦の多いこと。気持ちは分かるなぁ。大山の交差点近くに変わった食堂ができていた。立派な建物に似あわない感じの素朴なメニューだったが、アンバランスゆえに興味が刺激される。代々木八幡下で七五三のお宮詣りの親子数組とすれ違う。子供は健康に育つだけ、笑っているだけで親孝行しているなぁ。見ず知らずの人たちだけが、どうぞ幸せでありますように。

 1時間足らず歩いて、7千歩。距離で5km余り。多いのだか、少ないのだか。1日1万歩を歩く時間が取れる人って、どんな暮らしをしているのだろう。腰と足が痛いが、この習慣を取り戻さないと。
  
 午後はだらだらと原稿書き。時間はあるからいいのだが、急かされ仕事に慣れている身としてはどうもペースが上がらない。しばらくいい天気が続きそうだから、いい話が舞い込んでくれるといいんだけどな。


11月4日(土) 下北沢に振られる

 晴れ後くもり、21℃。
 
 昨日は歩いた玉川緑道コースを、今日は走る。2日続きの快晴でうれしいなぁ、気持ちがいいなぁと思ってのたりくたりと走っていると、後ろから声を掛けられた。空耳かと思ったら、お客さんで友人のMちゃんだった。お仲間と芋煮会をやっているとかで、酒と料理がテープルの上にいっぱい。ちょっと羨ましい。二言三言話していたら、そこにおまわりさん登場。生火で鍋を暖めていたので、注意されたもようである。そりゃ、そうだ。

 夕方、ツマと外出。蕎麦を食べに下北沢に出かけたが、目指していた店は店主が体を痛めたそうで、休んでいた。うーん、残念。しょうがないので道すがらに見つけた蕎麦屋に入ろうとしたら、こちらはずいぶんな混みようで、料理が遅くなるとのこと。こちらも諦め、駅の近くにあったホルモン屋に入ったが、満席とのことで断られてしまった。なんだかなー。下北沢を諦め、隣町の馴染の居酒屋へ。やっと酒に辿り着けた。

 テレビではプロ野球の日本シリーズをやっていたが、サッカーの試合ほど気持ちが入らない。ホッピーを数杯、ぼんやり焼き鳥を食べて帰宅する。新蕎麦が食べたかったなー。


11月10日(金) 渋谷までおつかいで往復してしまう

 すっきり晴れて17℃。素晴らしい。

 午後、渋谷税務署までおつかいに。バスに乗るつもりだったが、折悪しく発車したばかり。天気もいいことだし、歩いて行くことにする。代々木公園は紅葉八分という感じ。子供の落ち葉遊びを眺める若い親、弁当を広げたカップル、外国人の観光客が多かった。平和だなぁ。

 税務署までゆっくり歩いて25分。うっすら汗をかいてしまった。少し息が上がったせいか書類に書き込む字がすこぶる汚く、いいトシしたおっさんとしては恥ずかしい限り。税金を収めて10分でおつかい終了する。時計を見ると、3時を少し回ったぐらい。コーヒーを飲むつもりだったが、目指した店はなぜか行列ができていて、若者で溢れていた。もう1軒の店は、さして寒いわけでもないのに、気取ったアウトドア用暖房なんぞを付けており、パスした。今どき、コーヒー1杯を啜るのも難しい。結局、あきらめて歩いて戻ることにした。

 行って帰って8kmちょっと。期せずしてウォーキングをしてしまった。


11月17日(金) ヌーボーを楽しむ

 晴れて13℃。少し寒くなってきました。

 夕方までと採用関係の企画書に頭を悩ます。ユニークで、社風もいい優良会社なのだが、世の中にあまりない業種のため求人がうまくいかない。それに社長が忙し過ぎて、採用活動に時間をかけられないのも痛い。うまくお手伝いができればいいのだけど。
 7時半を回ってそろそろ出かけようかと思っていたタイミングで電話が鳴り、小さいけれど新規の依頼が歩いて10分のデザイン会社から入った。電話をくれたのは新しい担当営業で、資料を送りたいのでメールアドレスを教えてくださいと言われたが、出かける支度をしていたところだったので伺うことにする。が、代理店の発注意図を営業が正しく理解しておらず、その場で資料を初めて見たディレクターが担当にダメ出し。改めて月曜日に連絡をもらうことになった。うーむ。
 その足で昨日解禁されたヌーボーを飲みに、虎の子へ。カウンターには先日もご一緒させてもらった美女Hさんが今夜も。ワタクシの場合、頻繁に店に顔を出さないのだが、2回連続とは驚いた。今夜もちょっと深い話で、盛り上がる。樽のボジョレー・ヌーボーもいい出来で、楽しめた。12時回ったところで帰宅。いい感じの夜でした。 


11月24日(金) 武蔵小金井の昭和居酒屋で和む 

 晴れて14℃。いいお天気が続いています。これで仕事の声が掛かれば、言うことなし。
 
 午後6時、武蔵小金井の古い居酒屋で、大昔の会社の先輩と待ち合わせ。15年ぶりくらいか。先輩は音楽評論家なのだが、この夏5巻シリーズのジャズ評論の1巻目を上梓し、遅ればせながらのお祝いをする。前の店から内装ごとはがしてマンション1階に移転した店は、古色蒼然。なき下北沢「八峰」を彷彿とさせる。 

 5分遅れたことを詫びつつ目の前に座ると、髪の毛を除いて37年前と何も変わらない。先輩は片頭痛に数年苦しめられたことがあったそうで、ビールも日本酒も乾杯程度。そのぶん、こちらがグイグイと酒を浴びる。まじめで、論理的で、強い意志を感じられ、こんな頭脳明晰な65歳を知らない。奥さんもフルタイム勤務を卒業し、とある大学発ベンチャー企業の経理を週3回こなしている。年に数回海外旅行をご夫婦で楽しむのが恒例とのことで、カンボジアの風景を見せてくれた。そこには旅で出会った若者たちもいて、1年間海外を放浪している人が何人も。うらやましくて、泣けてしまう。いろいろ、本当にいろいろ話して3時間。心から楽しめた一夜だった。
 
 その足で新宿を越えて四谷三丁目のバーに顔を出す。来月はバタツキそうで、ご挨拶ができないと冥利が悪い。で、それと伝えはしなかったか、2杯焼酎をロックをいただき、サッとお勘定してしらう。あー、酔っぱらってもーたわい。


11月25日(土) 渋谷が青の洞窟と化す 

 快晴、14℃。昨日とおんなじです。

 日が暮れて5時過ぎ、渋谷NHK裏のイベント会場に夫婦で出向く。今日は「青の洞窟SHIBUYA」というイベントをやるそうで、その点灯シーンを待っている人たちが集まり、並木道はいつもより込み合っていた。こちらは日本酒と蕎麦のイベントをやっていたので、熱燗と北海道空知の辛味そば、どこだったかの鴨南蛮を楽しむ。辛味蕎麦は職人さんの打ちたてということもあり、腰がしっかりして上の出来だった。近くに店があったら、間違いなく足繁く通うところなんのに、残念。
 
 1時間楽しんだあと、来た道を戻るとすでに並木道は青色LED一色で、ほんとうにきれいだった。表参道のクリスマスイルミネーションよりも好きな感じ。柄にもなくスマホで写真を撮ってしまった。アムウェイのビルでトイレを借り、雑踏を抜けて神山町へ。立ち飲み屋を探したが、土曜日は休日なのか、店が閉まっていた。しょうがないので代々木八幡の魚民に行くことに。ここは初詣帰りに寄るぐらいしか使ったことがなかったのだが、しょうがない。隣の30代前半の外食産業女子。まことにやかましく、だんだん腹が立ってきた。昔は声を荒げたところだが、60歳近くになって、さすがにそれは我慢することに。頼んだ料理、どれもメニュー写真と違っていて、ナンダカナーという感じである。
 
 ツマは虎の子大常連Hさんが向かっているとのことで、待ち合わせの寿司屋へ向かい、こちらは帰宅。代々木公園で飲んだ日本酒が効いたのか、11時に寝てしまう。


11月31日(木) 浜町へ足を伸ばす

 曇り、ときどき小雨。10℃。

 11時、浜町の駅で待ち合わせをし、新人女性ディレクターとともに初めてのクライアントにて打ち合わせ。いつものパンフレット、Webサイトをつくるのとは訳が違うスケールの案件で、軽く鼻の穴が開く。それにしても担当役員の感じのよいこと、うれしいなぁと思う。これが入るのが分かっていたら、ギャランティ以外は何も魅力のない別案件の依頼を断っていたのに。人生は思うままになりませんなぁ。

 初台まで戻り、昼食を食べるつもりだったが、目ぼしいところは皆満席で、吉野家で牛丼弁当を買ってきて帰宅。ツマに3口、横取りされる。明日は岡山取材で6時起きだが、魅力なし案件のキャッチを何本か作るのに、四苦八苦。結局寝たのが2時半になってしまった。くっそ。