7月1日(土) いい出会いができました

 曇って25℃。
 
 昼過ぎに自宅があるマンション管理組合の総会に出席。いつものメンバー5名しかいないが、慣れてしまった。審議は淡々とすすみ、全議題承認される。来期はエレベーターの交換工事を審議しなくてはならず、面倒な1年になりそうだ。
 
 夕方、代々木上原へ。青森の下北半島の某所を撮影してもらうためにキャスティングしたカメラマンと待ち合わせ、喫茶店でこちらのリクエストを伝える。青森出身の方だが、現在は都内在住で活躍。いい写真が撮れる実力者であることは知っていたが、地元で個展を開くため毎月撮影に帰っているとのこと。こちらとしてはまことに都合がよろしい。ちょっとは交通費を節約できる。今回お願いした場所は訪ねたことはないが、先月も下北半島の別のところを車で回ってきたばかりで、ご本人のこちらのリクエストに驚かれていたとのこと。また、ご本人の写真集をこちらが持参していたので(ネットで見つけたのですね)、恐縮されてしまった。ま、逆の立場だったら、うれしいだろうなとは思う。

 
7月6日(木) 九州の惨状に胸が痛む

 晴れて30℃。
 
 テレビのニュースは昨日から九州の記録的豪雨ばかり。台風が駆け抜けたというのに、梅雨前線が尋常ではない雨を降らせ、福岡の朝倉市、大分の日田市では川が氾濫し、空からの映像では陸地なのか川なのか判別がつかない。去年の北海道、一昨年の茨城の惨状を再び見ているかのようである。皮がつるりと剥がされた流木が大量に流れつき、泥の中にトラックが押しつぶされている。むごたらしさは津波被害のようだ。去年、甚大な地震被害に遭った熊本でも被害が広がっているらしく、またも痛めつけられている住民のことを思うと、胸が痛む。
 
 午後イチ、恵比寿からカメラマンの車に乗せてもらい、外房へ。ずっと続いている某社ホームページのため、現地2ヶ所を取材して回る。東京を出たときは薄曇りだったが、千葉に着いたときはピーカンで、風が気持ちよかった。利根川を挟んで銚子の向い側にある、波崎という街も一巡りする。北海道の小学生時代からの友人がなぜかこの街に住んでいるのだが、海岸がきれいで、緑も多くて、ここに家を建てて子供を育てたくなった理由が分かった。海では海開きを待ちきれず泳ぐ中学生の姿も。きれいに整備された公園ではジョギングをしている若者も多かった。きれいな夕焼けの空はあまりに平和で、九州のことが遠い異国のことのように思えてしまう。
 
 7時に撮影終了し、銚子駅まで送ってもらう。普通料金だと東京まで2400円だが、所要時間は3時間20分。このところ疲れがたまっているので、特急料金1340円を足して戻ることにする。潮風のせいか喉が渇いていたが、駅のホームにも車内にも自販機がなく、ビールが飲めない。自分にお疲れさまと言いたくて、しばらく行けなかった荒木町のバーへ顔を出す。他のお客さんが早めにお帰りになったため、ママと世間話をあれやこれや。いつもより2杯多く飲んでしまった。
 
 当座行かなくてはいけない取材・ロケは、本日で一旦完了。あとは原稿書きに邁進するのみである。本業を頑張らなくてはいけません。


7月14日(金) ビールで水分を補給する

晴れて、26℃。

 午後3時、茅場町のクライアントにて打合せ。余裕を持って出たのだが、目指す方向が分からない。あるはずの高速道路が見当たらない。頭の中の地図を頼りに歩き始めたのだが、やはり目印にしていた建物の姿が見えず。不安になってタクシーを拾ったら、先ほど歩いた道と行くべき道が平行の位置関係にあり、300mも走らないうちにクライアントのビルに到着、事無きを得る。打合せ1時間。広告で伝えるべき内容はあまりなく(販売会社に対してアリバイ証明のための広告だった)、媒体選択など不安なところもあり、その場では出来上がりのイメージがまったく湧いてこなかった。さて、どうしたもんだべか。

 ビルを出ると陽射しも風も強かったが、湿度が低く、実に気持ちがいい。梅雨まではあと何日あるだろう。それを思うと、すぐさま地下鉄に潜るのが惜しい気がして、ひと駅歩いて日本橋から地下鉄に乗って帰宅する。

 夕方から某社ホームページのコンテンツを書き進める。最終的な文章量はおそらく3万字にはなるだろう。現時点ではまだ1割も出来ておらず、やれやれという感じ。今年の梅雨と夏は、ここに集中、いいものを作らないといけない。頑張らなくちゃ。


7月18日(火) ギターを背負って徘徊する

 曇って、33℃。ムシムシムシムシ、蒸し暑い!

 朝から原稿書き、あれやこれや。ピークはどれも8月第1週あたりで、少しでも重なりを減らそうと仕事を進めたいのだが、なかなかこちらの思う通りになってくれない。あー、いらいら。

 そんなときに友人から自分が手がけた仕事の5周年イベントがあり、その余興としてギターの伴奏を頼まれる。25年も触っていないので無理と最初は断ったのだが、そのPRの仕事を請け負っているため、無下に断ることもできず。一昨日も「ギターの練習をするべ」と強引な連絡メールが入り、いろいろあってアコースティックギターをレンタルし(ボロギターで8000円以上も取りやがった)、カラオケボックスに持って行くことになった。ギターが届いたのが昨日だったのだが、あまりに久しぶりなものでチューニングのやり方を忘れており、焦る。これでは練習以前のため、ネットで調べるがよく分からない。しょうがないので新宿まで安いチューニング器具を買いに出かけ、午後は弦を張り替え、自宅で鳴らしてみた。コードは辛うじて覚えていたが、指が痛くて弦を押さえることができない。何をやっているんだろ。まるでコントである。えーい、鬱陶しい!

 7時過ぎ、その友人と代々木で待ち合わせ。ギターを背負っていったら、「やー、その姿、似合わんなぁ」。あのな! 居酒屋で仕事のことを2時間も話して酒を飲んでいたら、ギターの練習をすっかり忘れるところだった。いかん、いかん。駅の側のカラオケボックスでおっさん2人で入り、懐かしいフォークソングを1時間半歌う。喉、すこぶる痛い。そうこうしているうちに、時計は12時を回ってしまい、友達はタクシーでそそくさとホテルへ向かった。こちらは再びギターを背負って自宅まで1.5キロの道を歩く。ほんと何をやっているのやら。


7月29日(土) 秋田では秋が始まっていた 

 晴れて27℃ぐらいかな。秋田だけど。

 土曜日だというのに、飛行機で秋田行き。とある会の5周年イベントに参加する。地方なのでしょうが致し方ないが、県庁がある市までは交通の便がいいのだが、そこから地方都市へ行こうとすると頭がクラクラするほど電車もバスも本数が少ない。現地に1時までに入らなくてはいけないのだが、それだと8時前の飛行機に乗らなくてならず、さらにバスを2本乗り継ぎ、タクシーにも。車が運転できない自分のせいではあるが、ものすごく面倒くさい。が、そんなことをブツブツ言っていたら、友人が空港で待ち合わせてくれ(友人は北海道から参加)、レンタカーに乗せてもらえることになった。持つべきものは友なり。

 1時会場入り。梅雨明け宣言が出ていないが、晴れた空には秋のようなすじ雲がかかっていた。細かいことは書けないが、地元と東京方面から来た人たちの交流イベントで大盛り上がり。辛うじて半分意味が理解できた秋田弁が飛び交い、いや楽しかった。明るいなぁ、東北の人たちは。また、別件で撮影をお願いしていたカメラマンが気を利かせてやってきてくれて、けっこうシャッターを回してくれた。念のためデジカメは持参していたが、肩の荷が下りた。友人に引っぱり上げられて、ギターで一曲。25年歌っていない男の唄など、お耳汚し以外の何ものでもない。あー、はずかしい。