2月1日(月) ノドが痛いなぁ

 曇って、6℃。

 正午過ぎ、虎ノ門の某社へ。金曜日の続きのインタビュー5名。女性と管理職は優秀だなと思うが、若手男性社員1名がまだ子供で、ネタ振りしたのにこちらの話を聞くばかり。えーい、ちゃんと仕事をせんかい!と怒鳴りたくなる。夕方6時過ぎ、なんとか終了。疲労困ぱい、ノドも痛い。駅前の中華料理屋で久しぶりに野菜炒め定食を食べ、帰宅する。以後、2時まで原稿書き多々。12時を回って送ったメールに2時過ぎ返信があり、ほとほと嫌になる。やっぱり定年がある方が羨ましい!


2月5日(金) 24歳の観葉植物を植え替える

 快晴、13℃。

 天気が良かったので、前からやろうと思ってやらずにいた、観葉植物の鉢を入れ替えをする。六本木に事務所があった24年前、部屋が殺風景だったもので小さな鉢植えを買ってきたのだが、栄養剤をやったわけでもないのに、ずっと枯れずにいる。根を見ると酸欠状態でもなく、腐ってもいない。植物は動物のように人間の年に換算できないが、まだまだ元気なそうだ。動物も、植物も、命を諦めない。えらいもんだ、まったく。


2月6日(土) 経堂でちょっと酔っぱらう

 曇って、9℃。

 朝からインタビューの原稿書き。若手、中堅、管理職、皆さん真面目だなぁ。ひねくれていないところ、会社を大きくしたいと本気で思っているところが、非常にいい。あと、テープを聴いていて思ったが、女性は声がきれい。おかげでストレスがなく、ほんと助かる。夕方、新宿で小さな用事を済ませ、伊勢丹の地下を覗くと若い女性がチョコレート売り場に長ーーーい行列を作っていた。で、バレンタインデーが近いことを思い出す。JEAN-PAUL HEVIN のボンボンショコラは、1粒350円ぐらい。本命に渡すなら、これでも安いんだろうな。

 7時過ぎ、経堂にて甥と半年ぶりに酒を飲む。いろいろ店を見て、界隈ではちょっと名前の知られた焼き鳥屋に入ることにする。老舗のようだが、店内は清潔で、タバコはNG。お運びしてくれた女性、若者も感じがいい。が、これはと味に期待したが、残念ながら焼き鳥の出来は中の上。ラム生という串だけは、ポテトサラダはやたらうまかった。甥は同業の広告マンなので、会社の後輩と喋っているような気分で業界の話などを肴に、話し込む。どうにか、いちいち説明しなくても分かるぐらいにはなっているらしい。2時間半、ずいぶん飲んだつもりだったが、成算してもらうと意外なほどの安さだった。次また来ようか、どうしようか、ちょっと悩むなぁ。

 駅で甥と別れ、虎の子へ。ツマ相手に酒を飲み直し、12時に帰宅。このところ疲れが溜まっていたようで、1時には寝てらしいです。


2月9日(火) 春の陽気に誘われる

 快晴、14℃。

 とあるページ数の多いカタログの依頼があったが、どう考えても1人でこなせる量ではなく、元同僚のコピーライターに外注を打診。その打ち合わせのため、昼過ぎ、新宿3丁目へ向かう。電車に乗れば自宅から12分くらいで着くが、歩いたところでたかだか25分。陽気がいいことだし、今日のところは歩いていくことにする。甲州街道を歩き、サザンテラスから高島屋を抜けて、わずか23分での到着だった。素晴らしい。

 打合せ、約1時間。元同僚は50歳近くになって独立したそうで、以来、誰にも頼らず自分で求人情報を調べ、クライアントを数社掛け持ちして未だにライターをやっているとのこと。自分とは仕事のつくり方が根本から違う。今からはそんなことはできないけれど、なるほど、そんな手があったとは知りませんでした。ギャランティが未確定のところがあるので、最終的にどうなるか分からないが、お手伝いしてもらえたらうれしいなぁ。その帰り、電車に乗るつもりでいたが、甲州街道がおいでおいでをしているようで、再び歩いて帰宅する。

 一年中で春が一番好きだ。花粉症は鬱陶しいけれど、それでも暖かい日差しを浴びると、いろんな悩み事や心配が消えていく。まあ、なんとかなるだろうと思えてくる。春は偉大だなぁ。あー、理由はないけど、酒が飲みてー。


2月13日(土) 近所に焼肉屋に感心する

 晴のち、曇りのち、雨。22℃。

 暑さのため早めに起床。2月半ばだというのに、今日は20℃を超えるらしい。地球はどうなっちゃったんだろうな。朝帰りのツマが起きて来ないので、久しぶりにジョギングを1時間弱。熱を帯びた風が吹いてきて、東京は春を飛び越えて初夏が来たかのようである。

 午後、仕事をちょこちょこ。こちらのヘルプとしてカタログのコピーライティングを外注したライターさんから第1稿が送られてきた。が、残念ながら、もう少し頑張ってほしいレベル。言葉を選んで修正を依頼する。以後、7時まで自分のパートの原稿書き。いつも休日のツマはプールに出かけるのだが、尾てい骨を打ったとかで行かないことになり、近所の焼肉屋に出かける。駅からそう遠くないが、あまり人通りがない場所で、いろいろな店がオープンしては潰れていたのだが、今回は大当たり。店はほぼ満席。こちらは何とか入れたが、後の人々は断られていた。店は値段の割にかなり肉のレベルが高く、予想外。ユッケと牛タン刺しが特にうまかった。それと、ホール係の女性が元気いっぱいで、言葉づかいも正しい。お客の目を見て話す女の子たちで、実に清々しい。クチの悪いツマまで珍しく褒めたほどである。正直、何も期待せずに寄ったのだが、うれしい誤算になった。

1時間半、たっぷり飲んだあと、酒を買いにスーパーへ寄り、以後、自宅でテレビを見て過ごす。このところ平穏な毎日が続いているが、来週あたりからは徐々に仕事のペースが上がっていく予定。本格的な春が来る前に、少し気合いを入れなきゃいけないな。


2月18日(木) ちょろっと誕生日会に顔を出す

 曇って10℃。春よ、こーい。

 朝から雑貨のカタログやら、PR誌の原稿書きやら、不動産広告のキャッチ書きやら。眠いし、目は疲れるし、腕も痛いが、文句を言っている暇もなし。9時から11時(夜ですよ)まで、ずーっと働く。ひと段落したので、本日はS嬢の誕生日会ということで顔を出すことにする。ご本人はすでに相当酔っぱらっていたが、かろうじて意識がある状態。30分ほどすると、大量の花を抱えてお帰りになった。その後、仕事を終えて店に寄ってくれた元バイトのAちゃんと、お父さんのこととかを話す。もしかしたらこのぐらいの娘がいたもしれないかと思うと、少し複雑な心境である。

 珍しく日本酒を飲んだせいで、1時半には頃合いがよくなって帰宅する。あー、安上がりだこと。


2月20日(土) 春雨の中を走る

 小雨のち、大雨。11℃。

 朝、久しぶりにジョギング5km。小雨が降っていたが、ぎりぎりのところで踏ん張ってくれ、気持ちよく走れた。玉川上水の並木道、すれ違うジョギング姿の人も結構いた。東北沢の都道拡幅工事、立ち退かないのはとうとう1軒となり、地味に工事がスタートしていた。スナックC、どこまで粘れるのかな。そもそも、通っているお客さんはいるんだろうか。上原の商店街を南北に走って帰宅。すっきりした。

 夕方、近所のクリニックで定期検診。心電図、胸部レントゲン、問題なし。血圧もいつもと変わらず、お医者さんには褒められてしまう。だんだん雨足が強まり、元住吉の師匠の店に顔を出そうかとも思っていたが、億劫になり、諦める。以後、夜中まで仕事漬け。別の仕事のピークがやって来る前に、片づけなくてはいけないことがあまりに多い。もっと、体力と集中力がほしいなぁ。


2月25日(木) 新宿三丁目から歩いて帰る

 薄曇り、8℃。寒いけれど、暖かい。

 昼前の微妙な時間に新宿三丁目にて、PR誌の企画プレ。異動になった部長と初顔合わせで、顔色を窺いながらではあったが、企画自体は通った。でも、いろいろハードルを設けられてしまい、この先が格段に難しい展開に。この仕事、やればやるほど難しくなる。グチグチ。

 そのまま高島屋の脇を通って代々木まで歩き、企画会社へ。気温は低いけれど、光が春のよう。これで花粉が舞わなければ最高なのにな。打合せ1時間ちょっと。制作中のパンフレットの原稿で、注文をいただく。ディレクター氏は「職人さんの思いを伝えたい」と何度も強調するのだが、思いというのは思いと書けばすむ話ではない。まじめにとか、一生懸命とか、誠実にとかという言葉を書いて、「あー、そうなんだ」と思う人はいない。そんなことより、なぜこの工程を慎重にやるのか、競合が多い中で、どこで差別化しているのかを書かないと、響きませんよと伝える。

 帰宅、2時。結構歩いたつもりなのに、6000歩に満たないとは。うーむ、残念。


2月27日(土)  ドハハハ笑い集団に耳が疲れる

 晴れて12℃。

 午前中、ジョギング。正月飾りをお焚き上げしてもらうため、代々木八幡に寄っていく。日差しは完全に春で、それほどペースを上げていないのに、うっすら汗がかけた。

 夜、7時すぎに外出。晩めし代わりにツマと居酒屋へ。初めて入ったビアレストランでは、近くに50代、60代の男女集団がいて、実に喧しい。手を叩いたり、口を全開にしてガハハハ、ドハハハと笑ったり、正月を故郷の実家で過ごしているかのよう。50席もある店内が、その集団の声だけが響きわたっていた。主に女性が喋っていたのだが、それを止めようともしない男性も腹立たしい。耳が疲れてしまい、たまらず席をカウンターに替えてもらったが、入口付近は風が冷たい、冷たい。料理は美味かったが、ワイン1本を飲んで退散する。残念。レジで喧しい集団は常連さんなのかと訊くと、ご近所のスポーツ仲間の方たちで週末はよく来るのだとか。やれやれ。元気なはずだ。

 冷えきった体を温めるため、居酒屋へ移動。あー、らくちん。熱燗のありがたいことよ。つみれ鍋の優しいことよ。小さな子供たちの兄弟喧嘩のかわいらしいことよ。1時間、満足感に浸る。両方ともチェーン店だけど、こちらはコストパフォーマンスは上々、リーズナブルである。

 9時半帰宅。熱燗が利いたのと、ジョギングの疲れが出たらしく、11時にはベッドに潜り込む。